25年8月度変更点(2025/08/12)からの比較となります。Steam版が出る以前のオリジナル版(AoC)からの比較をご覧になりたい方は「AoCからの変更点」からお願いします。
通常ゲームでは発生しない内容やバグ修正系は掲載を割愛しています。参考URLをご参考下さい。
参考URL:Age of Empires II: Definitive Edition – Update 162286(AoE.com)
全体的に「使用頻度が極端に少ない要素」にテコ入れが入っているイメージです。比較的勝率が悪くない文明ですら上方修正と呼べる内容が入っているのでそういう解釈が自然かと思っています。全体的な修正数はそこまで多くないですが、仮にこういった修正が一般的になるとただただインフレを起こす要因になりかねないので、今回の修正で推し文明が強くなってなくてがっかりしている人は一旦深呼吸して落ち着きましょう。
ニワトリ
町の人2人でニワトリを狩ると、そのニワトリの食料を取り尽くした後で抱える食料は一人あたり32.5になりました。一般的な最大運搬量が35なので、ほぼ限界値まで運んでくれるようになりました。これまでは遠方のニワトリを2人で食べるという選択肢は中途半端な運搬量になってしまうせいでほとんど考えられませんでしたが、今回の変更で2人でも効率の良い狩り方が出来るようになったと言えます。アラビアでニワトリを粉挽き所なしで食べることを想定した場合、粉挽き所の建造コストが安い日本やラバの荷馬車を持つアルメニアやジョージアは相対的にわずかながら他文明との差を縮められてしまったという感覚にもなります。
余談ですが、今回のアップデート直後に行われる1vs1アラビア世界最強決定戦 King of the Desert 6ではニワトリが発生しないそうです。どうしてこうなった。
イーグルウォーリア
| 従来版 | |
| 25 | 50 |
| 最新版 | |
| 20 | 50 |
たぶん今回のアップデートで一番大きい要素です。約2年半ぶりにイーグルの食料コストが元に戻りました。騎士文明と比較すると、聖職者混じりの編成にも有利に立ちやすいことが強すぎて当時は弱体化の対象になりました。その騎士文明も今となっては騎兵や弓騎兵を有効に扱う術が出回ったようで、南米文明の立場がなくなってしまったのだと思います。2年半前と比べると領主での生産時間が10秒速くなっているので、また新しいイーグルの立ち回りが見られそうです。
ギャンベゾン
| 従来版 | |
| 100 | 100 |
| 最新版 | |
| 50 | 100 |
鉄工所の鎧2段階目が総コスト300で+1/+1の効果を得られることを考えると、半分のコスト150で片方だけ+1を得られて当然だよねってことでしょう、かね?城主で対精鋭散兵を意識するときは、まず忘れないように研究しておきたいです。
牽引投石機
大砲と遠投投石機の中間な位置付けを想定したのかもしれませんが、大砲と違って命中率が悪いことが逆に悪さをして10数台の牽引投石機が放つ一撃は建物よりも敵ユニットへの集中砲火で大いに注目されることとなりました。今回の変更で、どちらかと言えばより遠投投石機に近い性能に寄ったかと思います。ユニットに対しての時間あたりの撃破能力は攻撃間隔に依存するのでわずかに落ちましたが、建物に対しての時間あたりのダメージは2%程度上昇しています。数を貯められたら脅威であることには変わりないので、相手にするときは数を貯めさせないよう注意しましょう。
戦闘神官
| 従来版 | |
| 30 | 60 |
| 最新版 | |
| 30 | 50 |
聖なる箱集め担当ユニットとしては優秀ですが、開発が想定していたであろう「量産してまとまって戦ってもイケる」という状況は作りにくかったように思います。歩兵ゆえにやられることが前提のユニットに金60も割くのは躊躇いがあるってもんじゃなかったので、とりあえず金10だけ安くして様子見といったところでしょう。金をムダ使いしてもOKなマップならある程度真面目に運用を検討しても良いかもしれません。
爆破工作兵
超極端に爆破兵で突っ込みたいだけの人には脳汁モノの変更が入ったと思っています。チーム戦のアリーナで初見殺し的な悪さをするのが目に見えています。現段階ではクレポストでも城でも生産時間に変わりはないですが、妙な爆破兵ムーブが流行ったりしたらクレポストからの生産時間は遅くしなければならないでしょう。発想としては悪くないアップデートですが、キケンな香りしかしないですハイ。
フランドル民兵
通常の民兵系の移動速度に(0.96)ほぼ近いくらいになりました。どのユニット相手でもそつなく対応できるのでそこまで速くせんでもと思いましたが、ブルゴーニュの勝率自体が落ち着いてしまっていることの結果だと思います。
アズナウリ騎兵
| 従来版 | |
| 750 | 250 |
| 最新版 | |
| 550 | 250 |
攻防を繰り返しながら帝王戦にもつれ込む印象のジョージアですが、騎兵系ユニット以外での底上げ要素がほとんど皆無なので、いっそさらに騎兵系を底上げしてしまえという発想なのでしょう。騎兵が100体いても20体分の人口が空くのはそれなりに強い話だと思います。
要塞教会
たかが1マス分かもしれませんが、要塞教会から見てタテヨコ方向にちょうど畑3枚分までが影響範囲になるので、建物を効率良く建てていればわりと良い影響が得られると思います。次第に奥に進んでいく伐採所もわずかに寿命が伸びるという見方もあり、やはり帝王戦で優位に戦って欲しいという開発の思いなのでしょう。
鉄塔騎兵
実際には文明ボーナスが働いて、最終的な攻撃間隔は1.72になります。従来版(1.9)や一般的な騎士(1.8)よりも早くなりました。
三国志DLCの5文明の中では(たぶん)一番地味な立ち位置になってしまった女真ですが、動物食料を駆使した強引な即城主戦術が光ることもあるのでなかなかテコ入れは難しそうです。ひとまずスペックは良さげなのにいまいち地味な鉄塔騎兵が底上げされました。
単純な殴り合いから、優位に立った時の建物破壊でさらに加速できそうです。女真の即火槍兵を相手にするときは、建物で遮りながら聖職者やスコーピオンで受け構える工夫が必要になるでしょう。
旋風砲
正直、ほとんど使ったこともなければ観戦でもまともに見ないので感想を述べづらいです……。どちらかと言えばチーム戦で映えそうな匂いがしますがどうなんですかね(解説放棄)。
牧場
木1あたりの食料量はほぼ変わりません。序盤から牧場を乱立して食料を素早く獲得する動きにわずかに歯止めがかかったという修正になります。木10のわずかな違いで柵の1マスが間に合わなかったなんていうシビアな戦いをしている人以外にはあまり実感が湧かなさそうな話です。
カマンダラン
実装当初(DE発売と同時期)は木50になってましたが、約2ヶ月ですぐに木60のコストになりました。このタイミングで木50に戻すということは、たぶん散兵の利便性の高さが今頃になって評価されている流れに合わせたんだろうと思います。実際、継戦能力としては評価できるものの、ペルシアの得意な流れに対してはやや噛み合わせの悪い存在で空気感があったかもしれません。しかしまぁ、またフランクが嫉妬してしまいそうです。
当初の10%から3%減らされたことになります。畑を使わずに食料を生み出せるというのは城主の時代で消耗戦をしている時ほど恐ろしい効果を発揮するもので、相手から見たら資源がカツカツの中でなぜ食料が1000貯まって帝王ボタンが押せるんだ!ってなるのでしょう。射手編成から白羽衛兵を混ぜる動きが若干やりづらくなると思います。
ELコンキスタドール
| 従来版 | |
| 1200 | 600 |
| 最新版 | |
| 900 | 600 |
城主最強格なコンキスタドールも帝王戦では近衛騎士にスイッチされて出番がそのままなくなってしまうことがほとんどでした。その大きな要因だったであろうアップグレードコストが結構下がってくれたので、今後はある程度コンキを大事に扱う動きが面白くなるんじゃないかと思います。元々近衛騎士に託していた遠投投石機や建物の破壊について、コンキをエリート化させて突き進んだ方が早くなるかもしれません。
ケシク
| 従来版 | |
| 700 | 900 |
| 最新版 | |
| 700 | 600 |
素のケシクが城主で最大HPが140まで上がるみたいです。相当な生存能力を見せそうなので、転向等をかいくぐって大事にとっておく動きが通用するならタタールも存在感が出そうです。パワー不足感が出るところは早めにアップグレードを施して出番を見逃さないようにしてあげたいところです。
類似文明のボヘミアと比べると正直地味な上にワンパターンな要素だったので、せめてもう少し尖らせてあげようという開発側の粋な計らいでしょう。金を上げ過ぎたら即帝王とか強すぎてアカンのではと思うかもですが、トルコの聖職者が射程9止まり(活版印刷なし)なのでそこまでひどくはならないかと思います。全うな重弓騎兵+重装らくだ+交易早期確保が普通に強くなってくれればというところです。
中国剣士
騎士の生産時間(35秒)よりも遅くなってしまいました。育成所の乱立である程度カバーできる話とはいえ、8秒の生産時間増加は感触が相当変わると思います。突攻して数を一気に消耗した後の再補充で思いの外ブレーキがかかるハズなので、敵陣の懐に飛び込む際は特に聖職者の転向には注意する必要があるでしょう。