20年7月度変更点

2020/07/20付

2024/03/14付で最新パッチが更新されています。合わせてご確認下さい。

20年5月度変更点(2020/05/27)からの比較となります。Steam版が出る以前のオリジナル版(AoC)からの比較をご覧になりたい方は「AoCからの変更点」からお願いします。

通常ゲームでは発生しない内容やバグ修正系は掲載を割愛しています。参考URLをご参考下さい。

参考URL:Age of Empires II:Definitive Edition - Update 39284(AoE.com)

目次

詳細・解説

一般

(EL)バトルエレファントの範囲ダメージの威力が50%から25%に減少
バトルエレファントバトルエレファント

クメールマレーはバトルエレファントに依存する文明なので、影響は大きいかと思います。近衛騎士とのぶつかり合いもそうですが、槍兵に対しても殲滅力が落ちてしまった点には注意しなければなりません。今までは素槍程度なら範囲攻撃に任せて蹴散らしていたところでしたが、多少の見極めは必要になってくるでしょう。

コンドッティエーレの攻撃力が9から10に上昇
コンドッティエーレコンドッティエーレ
従来版(フルアップ)
HP80
攻撃力13
物防/射防4/4
最新版(フルアップ)
HP80
攻撃力14
物防/射防4/4

イタリアがいないと使えない点を考えると全体的な影響は軽微です。ゴートのハスカール相手に鉄砲が使えなくて困ってる射手文明がちょっと得をするくらいでしょう。

ビザンティン

ELカタフラクトのアップグレードコストが食料1600から食料1200に
帝王ユニテク「兵站学」の研究コストが食料1000から食料800に
ELカタフラクトELカタフラクト
従来版
アップグレードコスト
1600800
最新版
アップグレードコスト
1200800
兵站学兵站学
従来版
研究コスト
1000600
最新版
研究コスト
800600

比率的に減少量は大きく、かなり使い勝手のイメージは変わったかと思います。もっとも、歩兵が台頭してこないとカタフラクトの価値も相対的に薄れてしまうので、時と場所を選ぶことには変わりないでしょう。初手から運用するよりは、相手の最後の抵抗を潰す詰めの一手として容易に運用しやすくなったという観点の方がしっくり来ると思います。

イタリア

城主ユニテク「大盾」の効果がコンドッティエーレも対象に
大盾大盾
コンドッティエーレコンドッティエーレ
通常文明(フルアップ)
HP80
攻撃力14
物防/射防4/4
イタリア(フルアップ)
HP80
攻撃力14
物防/射防5/5

イタリアだけで見れば、今回のアップデートで攻撃力、防御力が共に+1ずつ上がったということになります。金のコストが重い(金35)のが難点ですが、大盾が城主ユニテクであることを加味すると、帝王序盤から高スペックのコンドッティエーレを相手にぶつけることもできたりします。

金の供給が安定するならハサーの代わりを務めても良いと思います。帝王中盤以降でも、敵陣近くに戦士小屋を忍ばせてコンドッティエーレに荒らしを任せると、相手にとってはかなり嫌らしい存在になれるかもしれません。

朝鮮

包囲兵器以外のユニットの生産コスト(木)-15%が-20%に変更
戦車の基本生産コスト(木)+5。最終的に-2。
亀甲船の基本生産コスト(木)+10。最終的に-1。
戦車戦車
従来版
生産コスト(減少後)
9460
最新版
生産コスト(減少後)
9260
亀甲船亀甲船
従来版
生産コスト(減少後)
153180
最新版
生産コスト(減少後)
152180

軍船に対してはわりと嬉しい上方修正ですが、他ユニットに対しての変化は正直大したことはないでしょう。ゲーム後半で槍散兵を大量に生産するような場面では恩恵を強く感じることができるかもしれませんが、それは朝鮮が強い文明と名乗る為にはあまり必要のないことでしょう。

マレー

(EL)カランビットウォリアの生産コストが食料30から食料25に
カランビットウォリアカランビットウォリア
従来版
生産コスト
3015
最新版
生産コスト
2515

登場時の生産コスト(食料25金10)から比較すると金+5ということになります。バトルエレファントとの兼ね合いも考えると食料減は好材料となりますが、他文明の一線級のユニットに対抗するユニットとしてはやはりパンチ力に欠ける印象が拭えません。アップグレードコストも決して安くないので、「人口のスキマを埋めるようにカランビットで応戦」みたいな器用な戦い方はまだまだ難易度が高いままと思った方が良いでしょう。

ポルトガル

全ユニットの生産コスト(金)-15%が-20%に変更
キャラベル船の基本生産コスト(金)+3。最終的に+0.4。

朝鮮と違って包囲兵器にも適用されるのは、城主以降では非常に頼もしい上方修正と言えます。反面、領主中では射手(と民兵、軍兵)にしか効果がないので、序盤の乗り切り方は相変わらずポルトガルの最大の課題となりそうです。一応、暗黒民兵ラッシュがやりやすくなったという点だけは押さえておくべきでしょうか。

なお、キャラベル船に小数点が反映されているように掲載されていますが、実際には切り捨てられるので本アップデート前とコストの変化はありません。

タタール

火炎らくだの象ユニットに対するダメージが+80から+130に
火炎らくだのダメージ範囲が1.5から2.0に
火炎らくだ火炎らくだ

(誰かまともに使ってる人いますか……?)