※2025/04/11付で最新パッチが更新されています。合わせてご確認下さい。
23年4月度変更点(2023/04/11)からの比較となります。Steam版が出る以前のオリジナル版(AoC)からの比較をご覧になりたい方は「AoCからの変更点」からお願いします。
通常ゲームでは発生しない内容やバグ修正系は掲載を割愛しています。参考URLをご参考下さい。
参考URL:Age of Empires II:Definitive Edition - Update 87863(AoE.com)
前回が史上最多規模のアップデートであったにも関わらず、今回もそれなりに調整量が多いです。移動速度の遅いエレファント系は運営も調整に困っているようでプレイヤーからフィードバックが欲しいと言っているくらいです。その他、ランクマッチにおいての勝率を意識した調整がされており、かつての人気文明だったヒンドゥスタンはここ最近の弱体化のあおりが強すぎた為か上方修正が入っています。
PUP段階(要Steamログイン)ではベンガル、フランクにバランス調整内容(共に下方修正)が記載されていましたが見送りになっています。
破城槌へ駐留した歩兵の人数1人につき移動速度0.05、対建物+10の追加ダメージを得られるので、通常の破城槌で移動速度0.9まで向上するようになりました。準備する手間ややられた時のリスクを考えると手放しに喜べる内容ではないですが、工夫のしがいがあるという点では面白い調整内容です。
何気にキャンペーンの攻略がやりやすくなるかもしれません。城主の時代までで攻略しなければならないなどの制約がある際にはありがたいです。
従来版アップグレード | |
1200 | 900 |
最新版アップグレード | |
1100 | 700 |
視界が広がったことでとりあえず聖職者を事前に察知しやすくなりましたが、真正面からぶつける際の明確な弱点が払拭できたわけではありません。上手い調整方法が見当たらないんだろうなという思いが読み取れます。思い切って転向の抵抗力を上げてしまえばいいのではと思いますけど、難しいんでしょうね…。
アップグレードコスト減少は先々の量産を思えば微々たる差ですが、初手一発で決めたいような場面では有用かもしれません。
一部マップ(深い森など)では特定のプレイヤーだけが漁船+簗の恩恵を預かることができてしまっていたので妥当な修正かと思います。数値的には様子見っぽく、今後また修正される気がしなくもないです。
従来版 | |
200 | 150 |
最新版 | |
175 | 75 |
総コストで100下がりました。木のコストが大きく下がってくれたので、内政ブームにありがちな食料過多な展開で研究しやすくなるのはありがたいです。金の掘削がない文明(10文明)はやや悲しい思いをしそうです。
従来版 |
120 |
最新版 |
175 |
開幕から聖なる箱を取り合う場面や投石機対策などで聖職者が早期に出張ってくる場面でそれなりの負担になりそうです。テクノロジー不足で最初から競り合うことを諦める文明相性がある中で、聖職者のHPが簡単に上げられるのは一方的な展開を更に助長させていたのかもしれません。
従来版 | |
HP | 50 |
---|
最新版 | |
HP | 55 |
---|
素の投石機相手なら1発耐えられる!……と思いましたが、当たり具合で1発でやられる場合があります。大砲相手でも1発で沈む場合があります。注目するべき話はそれくらいでしょう。
大体の軍船が防御属性「建物」に攻撃ボーナスを有しているので簗がやられにくくなる、と思いたいですが、防御力がそもそも0なので紙クズのように消し飛ばされます。後から素の防御力が上がるよう運営にお祈りしましょう。
いわゆる引き撃ちがやりやすくなりました(参考:射手の攻撃前ディレイ15)。以前は小出しして牽制したい場面でも思うようにダメージを与えられませんでしたが、ある程度軽快に動くことができるようになりそうです。
個人的には戦闘馬車の引き撃ちがしづらいと感じるのはスペックよりも予備動作の絵面に変化がないことだと思ってますが…。
城主戦でゴリ押しするような展開があれば使ってみて面白いかもしれません。帝王戦だと騎兵で十分な気がします。
歩兵用の鎧もしっかりアップグレードしておけば耐久力は相当なものになります。これまでは比較的ダメージを与えやすかったらくだ騎兵や長槍兵などは下馬してからのコニクにだいぶ手こずるようになるでしょう。
手間がかかるようになったという意味で弱体化です。覚えておかないと、思うようにダメージが通らない場合があるので気を付けましょう。
従来版 | |
400 | 400 |
最新版 | |
300 | 300 |
研究しやすいように改善された、と言いたいですが、騎士が弓に追加ダメージを加えたくなるような場面は非常に稀です。戦車や象弓騎兵くらいかと。
城主の時代から射程防御が6まで上がり得る場合があったので、石弓側(攻撃力最大7)はたまったものではなかったでしょう。とはいえ、そんな場面は非常に稀です(2回目)。
どちらかといえばバグ修正の部類かと思います。前者は「あ、ローマ実装されたのに忘れてたわ」、後者は「あ、巻き込んじゃった(てへぺろ)」くらいのノリかと。
AoK時代から20年以上不変だった特徴的なボーナスがついに…という感じです。個人的には以前から変えるべきとは思っていましたが、いざ変わるとちょっと寂しい気持ちです。城主後半~帝王序盤での強烈ムーブがややマイルドになってどれだけ勝率が変わるか見ものになりそうです。
組合の効果は取引手数料15%、サラセンのボーナスが同5%なのでその中間という位置付けになります。組合は研究の時点で金200を消費していたのでその分も含めればそれなりに金回りがよくなります。1vs1で粘り強く戦いたい場面においてはありがたい効果です。
従来版 | |
HP | 55(65) |
---|---|
攻撃力 | 8(10) |
最新版 | |
HP | 60(70) |
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攻撃力 | 9(11) |
最初期の設定から比較すると、HPが5下がった代わりに攻撃力が1上がりました。荒らし性能が向上したと思えば使い勝手は最初期の強い(と思う)印象が戻った気がします。内政力が以前より落ちている状況は変わらずなので同じような比較はできませんが、1vs1覇権を取り戻せるかどうかに注目です。
従来版 | |
300 | 150 |
最新版 | |
200 | 150 |
最大強化したい時に食料はなにかと負担だったので、木に変わったというのはかなり大きいです。序盤のコンドッティエーレにも適用させやすくなったと思うので、必須級のテクノロジーとして活躍させたいです。
従来版(朝鮮) | |
35 | 21 |
最新版(朝鮮) | |
35 | 13 |
従来版(朝鮮) | |
25 | 28 |
最新版(朝鮮) | |
25 | 18 |
他にも射手(木13)と弓騎兵(木20)が対象です。散兵の合計コストはビザンティン(食料19木26計45)より安くなり、散兵による防衛力だけなら朝鮮がまさかのナンバーワンとなりました。騎士が最弱など弱い部分が明確に存在する朝鮮ですが、運営がプロ勢に挑戦状を叩きつけたかのような調整に見えます。守り勝つスタイルの躍進がどんな影響をもたらすか注視していきたいところです。
従来版 | |
射程 | 7 |
---|
最新版 | |
射程 | 7+1 |
---|
ついこないだまで射程6だったので、急に射程が8まで上がってビックリです。周りの軍船を見るとガレオン船が最大射程10なので、射程8なら結構存在感は示せるかと思います。しかし、移動速度とコストが…。手軽さでまだガレオン船の方が圧倒的に便利でしょう。
弓騎兵以外に象弓騎兵やジェニトゥール、他弓騎兵属性を持つユニークユニットにも適用されます(コンキスタドールとアランバイはなぜか対象外)。弓騎兵は素で34秒と相当時間がかかるユニットであり、現在はブリトンのチームボーナスが+10%止まりなのもあって、弓騎兵を貯めやすい環境は非常に限られていました。マジャール自身も帝王戦で弓騎兵は強力でしたが、その為に城主戦から使うには何かと材料が弱々しかったので、これではっきりと運用する意味が生まれてくれました。騎士が最初から頭打ちに見えそうな状況では積極的に運用していきましょう。
無限重剣剣士に適用されてしまうと、散兵でしか競り合えないような相手の状況次第ではほぼ無条件降伏に等しかったのでやむなしでしょう。
マリがこのボーナスを受け取ってから1vs1で急激に評価が変わりました。1vs1世界大会King of the Desert 5では最も注目を浴びる存在となったくらいにはボーナスが強すぎたということで一旦下方修正という話です。
前述のバトルエレファントと同じく視界確保による聖職者対策かと思います。もっとも、公式パッチノートには「Let's talk about the elephant in the room: changes are on the horizon for Persians」と書くくらいには抜本的な調整を睨んではいるようです。運営が予告気味にこういう振る舞いをするのは今までの流れとしてはユニークです。期待して待ちましょう。
従来版 | |
250 | 250 |
最新版 | |
350 | 300 |
総コストで150は乱立を考える場面ではだいぶ痛い値上がりです。細い内政からでも帝王の時代に入りさえすれば急激に内政を伸ばせるポテンシャルがあったので、特にアリーナなどの壁マップでは相手に対応を強要させるくらいには強烈なムーブでした。是正対象としては致し方なしと言えます。
詳細はローマの文明ページに譲ります。比較をしようにも海マップで全く使ったことがないので…(正直)。調整内容を眺めるに、中盤以降は手がつけられなくなりそうなのでちょっと弱めたという流れでしょうか。
センチュリオンがいるだけで周りのレギオンが強化されるという仕様に対して、センチュリオンが先陣を切る今までの隊形は明らかにおかしかったと言えます。操作がラクになったという点においても良修正です。
43番目の文明としていよいよ使用可能になります。個人的には深い森やアリーナなどのクローズマップでどう活躍するかが見ものと思っています。
篤信の効果は「聖職者の移動速度+15%(金140)」なので、無条件でどの文明よりも移動速度が速くなります。1vs1アリーナなどで出遅れ必至だったスラヴに良い材料が加わりました。
従来版 | |
射程 | 8 |
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最新版 | |
射程 | 7 |
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正直まさか…という弱体化と個人的には思っています。城を建てること自体が強力な遊牧では、操作次第では確かに対処しづらい強さとは思っていましたが…。とにかく、これで聖職者や投石機で多少牽制しやすくなりました。
手押し車(75秒)と荷車(55秒)は町の中心の稼働を一時的に塞いでしまうので、特に手押し車は町の中心が1個しかない領主の時代においては効果絶大と言えます。正確な計算は後発の研究に譲るとして、感覚的には城主の時代に進化する前には絶対に研究したいくらいには思える内容かと思います。
従来版 | |
300 | 450 |
最新版 | |
300 | 300 |
あったら嬉しい近衛散兵でしたが、帝王序盤から即運用するわけでもなく中盤以降苦しい時に使いたい部類でした。にも関わらず金450はその状況においては重すぎると感じていたので、金300なら市場で金を工面して使いたいくらいには思えるかもしれません。