文明ボーナス

文明ボーナス詳細・解説

チームボーナス

火薬を使うユニットの作成速度+25%

代表的な対象ユニットは以下の通りです。

コンキスタドールコンキスタドール
通常文明
作成時間24秒
トルコ付
作成時間 19秒
キャノンガレオン船キャノンガレオン船
通常文明
作成時間46秒
トルコ
作成時間37秒
砲撃手砲撃手
通常文明
作成時間34秒
トルコ
作成時間27秒
大砲大砲
通常文明
作成時間56秒
トルコ
作成時間45秒
砲撃手砲撃手
通常文明
作成時間 21秒
トルコ付
作成時間 16秒

このボーナスのダメな所は、火薬がない文明には全く意味がないという所です。全員に等しく意味があるチームボーナスが他文明にある中で、こういうボーナスはちょっとかわいそうかなと思います。

スペインポルトガルは、トルコと組んだ時には興奮しながらプレイして良いでしょう。

ユニークボーナス

火薬を使うユニットのHP+25%

対象ユニットは以下の通りです。

砲撃手砲撃手
通常文明
HP40
トルコ
HP 50
大砲大砲
通常文明
HP80
トルコ
HP100
キャノンガレオン船キャノンガレオン船
通常文明
HP120
トルコ
HP150
機動キャノンガレオン船機動キャノンガレオン船
通常文明
HP150
トルコ
HP188

※イェニチェリは他文明と比較できないので割愛

どれも素晴らしい上昇値だと思います。砲撃手はイェニチェリの影に隠れて出番が少ないように思えますが、射手小屋から出せる点、歩兵に対してのボーナスダメージがあるという点は大いに評価できるので、しっかり選択肢に入れておきましょう。

火薬に関するテクノロジーの研究コスト-50%

対象テクノロジーは以下2つだけです。

大砲大砲
通常文明
800400
トルコ
400200
機動キャノンガレオン船機動キャノンガレオン船
通常文明
525500
トルコ
262250

ほぼ砲台のアップグレードの為のボーナスと言って差し支えないです。過去のバージョンではキャノンガレオン船や砲撃手、大砲にも研究が必要であった為、ボーナス名がこのように存在するところです。

小ネタですが、オリジナル版(AoC)では砲台のボーナスがバグっており、木が半額になりませんでした。

化学の研究コスト0
化学化学
通常文明
300200
トルコ
00

コストなしもさることながら、研究時間が0になるというのがとにかく大きいです。化学の研究時間は100秒もかかるため、それがないというだけで火薬に関する先制攻撃が打てるようになります。砲撃手が速攻で出せるというのが大きいです。海戦においても、他文明と違って帝王の時代に進化直後にキャノンガレオン船が使えるようになります。時代進化を先行するメリットを上手く活かしていきたいところです。

金を掘る人の作業速度+20%

いわば、金テクの先取りです。領主の時代で研究できる「金の採掘」は効果が+15%なので、初期状態でどの文明よりも金の回収効率が良くなっています。トルコが金の掘削までいれると、モンゴルがイノ肉を回収する事よりも早く金を採掘できるようになります。

金を急ピッチで集めようとするとどうしても農民が大渋滞してしまい、返って効率が悪くなってしまうものですが、トルコはそういう失敗がなく、数値以上に効率的に金を集める事ができるようになります。

騎兵、ハサーのアップグレードコスト0
騎兵騎兵
通常文明
15050
トルコ
00
ハサーハサー
通常文明
500600
トルコ
00

化学と同じく、時代進化が終了した直後にアップグレードが完了するという点が非常に素晴らしいです。おかげで、トルコならではの即騎兵、即ハサーなどという戦術が選択できるようになります。

ハサーに至っては計1100ものコストが削減されるという事は本当に大きいです。前衛でも射手系にこだわらず、ぜひハサーを運用していきたいものです。

斥候系列の射程防御+1
斥候斥候
斥候(トルコ:領主)
HP65
攻撃力5+1
物防/射防0+1/2+2
騎兵(トルコ:城主)
HP80
攻撃力7+2
物防/射防 0+2/2+3
ハサー(トルコ:帝王)
HP95
攻撃力7+4
物防/射防 0+3/2+5

※各時代フルアップ

どの時代においても射手に対する牽制力が格段に上がる上に、時代毎に騎兵、ハサーのアップグレードが自動であることを踏まえれば、斥候を軸としたプランが非常に頼もしくなります。

トルコは食料の内政が弱く、数が出せるわけではないので、フランクマジャールのような数もスペックも強力になる文明相手だとやや見劣りするかもしれません。敵軍の射手に前線ラインを上げさせないようにする立ち回りがまずは重要となってくるでしょう。

ユニークユニット

イェニチェリ
イェニチェリイェニチェリ
生産コスト
60 55
HP44
攻撃力17
物防/射防1/0
射程7
アップグレードコスト
850750
HP50
攻撃力22
物防/射防2/0
射程8
最終ステータス
(ユニテク等適用済)
HP50
攻撃力22
物防/射防2+3/0+4
射程8
防御属性
弓兵+0(+0)
火薬系+0(+0)
ユニークユニット+0(+0)
攻撃ボーナス
破城槌+2(+3)

※括弧内はエリート時の数値

砲撃手との主な違いは単純な火力の差ですが、歩兵に対してボーナスがなくなってしまっています。それでも、城主で攻撃力17、射程7というのはかなりの威力を誇り、即イェニチェリというのがやれなくもないです。ただ、単体で何でもやれるユニットでもないので、出来ればローコストで運用できるハサーを護衛につけるのが望ましいでしょう。

エリート化するとステータス以外に、発射初速がなくなるのでさらに使い勝手が良くなります。近衛騎士に絡まれても、逃げながら迎撃することで生存率が高まります。

ユニークテクノロジー

城主:スィパーヒー
研究コスト
350 150
研究効果
弓騎兵のHP+20
重弓騎兵重弓騎兵
通常文明(全強化)
HP80
攻撃力7+4
物防/射防1+4/0+6
射程4+3
トルコ
HP100
攻撃力7+4
物防/射防1+4/0+6
射程4+3

重弓騎兵のHPがなんと100になります。トルコの弓騎兵はその他のテクノロジーもフルアップできる為、単体のスペックは相当強くなります。トルコの王道編成である火薬部隊は足が遅いのが難点なので、選択肢の1つとして弓騎兵の運用を考えても良いかもしれません。鉄砲と違い、交易路に素早く進入して荒らす事が出来るので、トルコにとってやれることが増えたという事は好材料です。

なお、ベルベルが味方にいる時に出せるジェニトゥールにもこのテクノロジーが適用されます。

エリートジェニトゥールエリートジェニトゥール
通常文明(全強化)
HP 75
攻撃力 4+4
物防/射防 0+3/4+4
射程4+3
トルコ
HP 95
攻撃力 4+4
物防/射防 0+3/4+4
射程4+3
帝王:砲術
研究コスト
600 650
研究効果
砲台、大砲、キャノンガレオン船の射程+2

変更後の(最大)射程はこんな感じです。

砲台砲台
通常文明
射程11
トルコ
射程 13
大砲大砲
通常文明
射程12
トルコ
射程14
キャノンガレオン船キャノンガレオン船
通常文明
射程14
トルコ
射程16
機動キャノンガレオン船機動キャノンガレオン船
通常文明
射程15
トルコ
射程17

砲台は他文明の大砲が撃ち落とせるようになります。大砲がいなくとも、単純に1本の砲台が持つ制圧力が非常に高くなるので、トルコの帝王が強いといわれる所以の1つです。

大砲は他包囲兵器をより安全に壊す事ができるようになります。相手にとってやりにくいことこの上ないでしょう。

キャノンガレオン船はさりげなく全ユニット中最大射程を確保できるようになります。遠投投石器でさえ届かない位置から打ち抜く事が出来るのは爽快です。但し、最大射程から打とうとすると大体のユニットは避けられます。日本の遠投投石器なら、キャノンガレオン船の砲撃が届く前に梱包状態に戻して逃げる事が出来ちゃいます…。

戦い方

基本戦術:前衛, 1vs1

唯一、槍散兵がアップしない

トルコは全文明で槍散兵がアップしないただ1つの文明です。ですので、是が非でも他のユニットで対抗するしかありません。騎士に圧力をかけられたときも弓やらくだといった高価な金ユニットを駆使するしかありません。このことから、トルコは金場を確保することは非常に重要な要素と言えます。

城主までは普通、帝王から色とりどり

金に関するボーナスがあるとはいえ、影響力としてはそこまで大きくありません。城主までは無難に弓で立ち回るのが基本的な戦術かと思います。

帝王の時代に進化すると、いきなり化学が研究終了するおかげで、他文明よりもワンテンポ速い帝王戦を繰り広げることができます。砲撃手や大砲を即座に導入できるメリットは大きいですし、場合によっては前衛の立場から馬ユニットが求められる場合もありますが、そこもハサーが無料で使えるという大きな利点があります。これらのユニットを駆使して帝王の立ち上がりを制すれば、後はトルコが誇る長距離射程の大砲や砲台がマップ全域を席巻するのも時間の問題となります。

奇策:即イェニチェリ

聖職者を除けば城主最長の射程を持つイェニチェリなので、対城主兵の戦闘力は相当高いです。しかし、前衛でスピーディな展開が求められている昨今、前衛が即城主を仕掛けること自体がチームに対して不利を受けがちです。自身の防御力こそ高いですが、相手にプレッシャーを与えるほど強力な戦術とは言い切れないので、腕に自信のある人以外にはオススメしません。

基本戦術:後衛(チーム戦)

色々と融通が効く馬戦術

金のボーナスを利用しつつ、騎士やらくだが使えるのはかなり大きいです。帝王で勝負したいトルコにとって、城主の時代も過ごしやすいのは立ち回る上で相当ラクすることができます。城主中に騎士を沢山生産しても良いですが、帝王の金ユニットも強力なモノが揃っているので、城の建造を見据えながら見切りをつけて帝王戦に移行しても良いと思います。

斥候から騎兵に即アップできる、が…

一見、トルコの斥候はアップグレード自動の効果もあって強そうに見えますが、そこまでの過程で働く内政ボーナスがほぼありません。金の採掘速度アップも城主進化用と思うと、あってないようなレベルです。ですので、前提として「領主戦では最も弱い斥候戦術をしている」という自覚を持たないと、後半のトルコの強みを活かしづらいと思います。

とはいえ、自動アップのことを思えば斥候の数を出すメリットはあるにはあるので、領主戦の時点で押し切られない為にも、ある程度の進化時間は犠牲にして数を作った方が後半に繋げやすいかもしれません。中心矢で死ぬようなムダな被害だけは避けていきたいところです。

帝王考察

優勢

イェニチェリと砲台と大砲の火薬セットは、ほぼ全ての文明を牽制できる最強布陣の1つです。保険で重らくだも添えておけば強襲で止まることはほぼないでしょう。

味方を広範囲でカバーしたい時や、交易路までの到達が遠そうな場合は弓騎兵の選択もアリです。トルコ=火薬という固定観念にとらわれなければ、意外な戦果をとれるかもしれません。

劣勢

まずはハサーからいきましょう。石に余裕があるなら砲台やイェニチェリの準備を進めたいですが、敵の近衛騎士が猛威を振るっているなら重らくだの方が安定するかもしれません。

総括

前衛でも後衛でもとにかくハサーは出しましょう。どんなに資源が厳しくても帝王で馬小屋さえあればハサーの準備ができていることはとても大きいです。というよりも、槍散兵が使えないので意地でもハサーを肉壁にするしかないとも言えますが…。金量ばかりに目がいくトルコですが、トルコは食料を中心とした編成、アップグレードが多いので、畑を多く張ることも忘れてはいけません。

DE以降更新履歴

Update 42848(2020/11/17)

斥候系列の射程防御+1
ELイェニチェリの命中率が50%から65%に向上

Update 47820(2021/05/03)

キャノンガレオン船の研究が不要になったことで、「火薬に関するテクノロジーの研究コスト-50%」から除外

Update 50292(2021/07/06)

帝王ユニテク「砲術」の研究コストが450 500から450 500に変更

Update 81058(2023/04/11)

帝王ユニテク「砲術」の研究コスト増加 [450 500]→[食料600 650]

Update 87863(2023/06/27)

イェニチェリの射程減少 8 → 7(ELは変更なし)