文明ボーナス

文明ボーナス詳細・解説

チームボーナス

軍事施設の建造で家と同じく人口5人サポート
スラヴのチームボーナスの対象建造物
戦士育成所
射手育成所
騎兵育成所
包囲攻撃訓練所

暗黒の時代なら民兵がやり易く、領主の時代なら(小屋を3つ建てる事で)序盤に木が75浮く計算になります。地味ながら嬉しいボーナスと言えるでしょう。

抜かれる際は小屋を破壊されて人口サポートが減少してしまうので、復帰の際は逆に家を急ピッチで建てなおさなければなりません。

ユニークボーナス

畑の作業速度+15%

数値は高々15%に見えますが、畑の食料回収は領主の時代以降切っても切り離せない重要すぎる項目です。通常文明より食料回収が多いというのは、イコール他の文明より時代進化が早くなることとほぼ同義であり、あらゆるゲームスタイルでスラヴが重宝される要因となっています。

同様の畑ボーナスを抱えているアステカクメールと違い、手押し車や荷車の影響で更に強みが増します。帝王の時代では他文明がほぼ横一線の効率なのに対し、スラヴだけ抜きん出た効率を示すことになります。

回収効率が良すぎる分、畑が枯れやすくなる側面もあります。最低でも引き具は早めに研究してあげると、スラヴの強みを最大限活かすことができるでしょう。

補給、ギャンベゾンが自動研究
補給補給
通常文明
7575
スラヴ
00
ギャンベゾンギャンベゾン
通常文明
100100
スラヴ
00

他文明なら領主の時代で研究するにはためらってしまうテクノロジーですが、スラヴは始めから研究がなされているので、領主の時代から民兵(軍兵)が食料45, 金20で生産できるようになります。ゴートほど気軽に量産できるものではないですが、状況に応じて多少の追加生産が必要な時には躊躇なく生産できるようになると思うので検討しておきましょう。

城主からはギャンベゾンも無料で適用されますが、必要な準備が安上がりで済む程度に思っておきましょう。剣士が全ての場面で活躍できるわけでもないので…。

包囲攻撃ユニットの作成コスト-15%

対象ユニットは以下の通りです。

破城槌破城槌
通常文明
16075
スラヴ
13664
投石器投石器
通常文明
160135
スラヴ
136115
スコーピオンスコーピオン
通常文明
7575
スラヴ
6464
攻城塔攻城塔
通常文明
200 160
スラヴ
170 136

スラヴの主力ボーナスです。城主から積極的な大量生産を試みても良いレベルです。

帝王は多すぎるだろうってくらいに出してちょうど良いくらいでしょう。包囲小屋を10個くらい建てて、さながら消耗ユニットのように扱う事が出来れば、敵はもう相手をするのも嫌になってしまうでしょう。

聖職者の移動速度+20%
聖職者聖職者

スラヴは篤信(金175:移動速度+15%)を研究できない代わりに自動で聖職者の移動速度が上がってくれます。1vs1アリーナなどの特異なマップでは早期に聖なる箱を回収するプレイングが重要なので、ボーナスを活かしてスムーズに回収していきたいところです。

ユニークユニット

ボヤール
ボヤールボヤール
生産コスト
6070
HP100
攻撃力12
物防/射防4/2
アップグレードコスト
1000600
HP130
攻撃力14
物防/射防 8/3
最終ステータス
(ユニテク等適用済)
HP150
攻撃力14+4
物防/射防 8+3/3+4
防御属性
騎兵+0(+0)
ユニークユニット+0(+0)
攻撃ボーナス
特になし 

※括弧内はエリート時の数値

防御力がとにかく高いので、普通の騎士なら苦手とするらくだや長槍までの相手なら臆することなく突っ込めるかと思います。単純な殴り合いに果敢に挑める反面、移動速度が騎士よりも若干遅いので、相手にとって不利な勝負は避けられてしまうのが歯がゆいところです。スラヴの主力は包囲兵器を中心とした重厚な攻めになりますが、近衛騎士にも負けない肉壁要員としてボヤールが控えているのは非常に頼もしいところです。移動速度を補う為にも、城の位置は後ろ気味ではなく前線に建ててあげたいものです。

ユニークテクノロジー

城主:デティネツ
研究コスト
400 200
研究効果
城と塔の石コストの40%が木に置き換わる
見張り台見張り台
研究前
50125
研究後
10075
城
研究前
650
研究後
260390

木があってないようなものくらいに感じる帝王戦で石390の城乱立はだいぶヤバイ強さかと思います。スラヴに小手がないので若干マイルドな威力ですが、それでも敵からすれば厄介な拠点を何個も乱立されれば面倒なことこの上ないでしょう。ボヤールの生産力を上げるのにも一役買います。研究コストがこんな安価でいいのかというレベルなので、ぜひ運用していきたいところです。

帝王:親衛隊
研究コスト
900 500
研究効果
歩兵が範囲攻撃を持つようになる

スラヴ主力テクノロジーの1つ。

剣士、槍はもちろん、イタリアが味方にいた場合に生産できるコンドッティエーレにも効果が発揮されます。

象やカタフラクトと同じく、追加ダメージは防御無視です。特に剣士が騎士を相手にする時はかなりの効果が発揮されます。建物を殴りながら隣接ユニットにもダメージを与えられるので、スラヴは包囲兵器だけじゃないという所を見せつける事が出来ます。研究コストはかなり高価ですが、それでもおつりが来るくらい優秀なボーナスです。ボヤールを運用しないなら必ず研究しましょう。

戦い方

基本戦術:前衛, 1vs1

畑を利用して時代進化を先行

スラヴで優位に立つなら畑の食料回収を活かした素早い時代進化が求められます。即ち、畑を必要とする戦術とは非常に相性が良いです。具体的には軍兵、斥候です。もっとも、領主序盤は他文明とほとんど差がないので立ち上がりは苦しいです。なんなら弓で始めたほうが無難とさえ思います。

基本戦術:後衛(チーム戦)

斥候の生産は躊躇なく

斥候はスタートこそ普通ですが、徐々に増大する食料効率をバックに、斥候の追加生産や鉄工所テクの先入れなど、なんでも思いのままになります。判断は戦況によりけりですが、領主の時代で多少投資しすぎたとしても、畑の量が多ければあっという間に取り返せるので、領主の時代で制圧するつもりで強気のプレイを仕掛けても面白いでしょう。

城主騎士が一つの見せ場

城主中に獲得できる総食量は全文明でもトップクラスです。このメリットを活かすなら城主中に騎士を大量生産することが一番マッチします。帝王の時代への進化を早めても良いですが、重騎士止まりなので騎士としての役割はやや物足りなさを感じます。であれば、城主騎士で他文明を圧倒した方がやりやすいかと思います。

スラヴの騎士生産は上手に資源バランスを考えないと、食料か金のどちらかがダブつきがちです。畑が使えなくなるタイミングも早くなるのでスラヴ用の練習が必要となります。

帝王考察

優勢

生産コストの安い破城投石機は十分運用に値します。それを守る兵種に乏しいのがスラヴの弱みですが、矛や重騎士を上手く活用したいです。ボヤールの準備を着実に進めておけば、いざという時に出して相手の心を折ることができるでしょう。

劣勢

ユニテクが乗れば矛だけでも近接相手にはかなりの強さを発揮しますが、そのユニテクのコストが重すぎるので、包囲攻撃側に投資したほうが早く戦線に戻れるでしょう。金策が厳しいならハサーもなんとか使えます。

総括

畑ボーナスを活かした圧倒的な騎兵軍で早期制圧を狙うのがスラヴの特徴の1つです。が、さらにここからタイミングよく包囲兵器に切り替えられると、もう1段階戦い方を変化させることができます。結果、相手の小手先な戦術にほとんど全て対応できてしまう強文明として猛威を振るうこととなります。畑を素早く張ったり、包囲兵器を扱うということが初心者にはなかなか不慣れなところかもしれませんが、このスラヴが強いと感じるようになった頃にはAoE2強者を名乗っても良いのではないでしょうか。

DE以降更新履歴

DE開始時(2019/11/15)

「信仰」追加
「追跡術の研究が無料」削除(追跡術自体がなくなったので)
「補給の研究が無料」追加
「畑の作業速度+15%」が+10%に減少
(EL)ボヤールの生産時間が23秒(20秒)から15秒(15秒)に変更

Update 36906(2020/04/30)

(EL)ボヤールの移動速度が1.4から1.3に変更
(EL)ボヤールの射程防御が1(2)から2(3)に変更

Update 44725(2021/01/25)

「人力起重機」削除

Update 50292(2021/07/06)

ELボヤールの近接防御が6から8に増加

Update 61321(2022/04/28)

【変更】城主ユニテク「デティネツ」城と塔の石コストの40%が木に置き換わる

Update 81058(2023/04/11)

ボヤールの生産コスト変更 [食料50 80]→[食料60 70]
帝王ユニテク「親衛隊」の研究コスト減少 [食料1200 500]→[食料900 500]
「ギャンベゾン」追加
【新規】「ギャンベゾン」無料(前提の「補給」も引き続き無料)

Update 87863(2023/06/27)

「篤信」削除
【新規】聖職者の移動速度+20%

Update 95810(2023/10/31)

畑を耕す人の作業速度上昇 +10% → +15%