文明ボーナス

文明ボーナス詳細・解説

チームボーナス

交易ユニットが生み出す金+25%

広大(8人用)マップにおいてマップ端同士の交易金は122です。これが153になります。帝王戦においての恩恵はとてつもなく大きいです。荷馬車は数が出れば出るほど、互いの交易ルートを妨害してしまうので出し過ぎも考えてしまう所ですが、それが単純に25%削減できるので人口上限に余裕が出来たりと色々効率が上がります。

ユニークボーナス

町の人が建造する速度+30%

建造時間が30%削減されるわけではない事に注意してください。削減率でいうならば、建造速度が130%になるので(1-100÷130)×100=約23%となります。

とはいえ、かなりの効果を発揮します。細かい所で言うと、一番最初の家建て(25秒)は通常2人で建てなければいけない所を1人で済ませられます。城を10人で建てようとした時、通常51秒かかるところをスペインなら39秒といった感じで、10秒単位で建設時間が削減できる内容については大きな効果を発揮してくれます。建設時間削減から繋がる資源量的な観点は深く考える事もないとは思います。局所的な時間短縮に注目する事の方が重要でしょう。

なお、遊牧マップ等で開始時に町の中心がない場合、最初の町の中心の建造速度は上昇しません。

鉄工所でのアップグレードに金が不要

総削減量は1695です。かなりの量の金が削減できる事が分かります。荷馬車で換算すると約34体分です。多種の安物ユニットを運用する時は大変心強いボーナスと言えます。

弾道学の研究によってキャノンガレオン船の発射速度と命中率が上昇

最大射程からの発射の場合、通常約8秒ほどかかる到達時間が2秒ほどになります。但し、発射速度が変わるだけでクールダウンの時間は変わらないので、同じターゲットを狙い続けたときの破壊速度は他文明と変わりありません。それでも、キャノンガレオン船が普段相手にしづらい他船への攻撃が相当やり易くなるというのは大きいです。最小射程があるので、相手に近付かれる前に操作をしなければならないのは大変ですが、しっかり活用していきたいところです。

命中率については、端的には最初から弾道学ありきの命中率になります。繁殖の入っていない騎士(移動速度1.35)くらいまでの相手なら、移動していても当てることが出来ます。スペインのキャノンガレオン船を相手にするときは、おとなしく軍船で対抗した方が良さそうです。

砲撃手、大砲の発射速度+18%

大砲は城などの主要建築物を破壊する時間が変わったり、対射手ユニットへの攻撃がスムーズになるなど、使い勝手がかなり変わります。コンキスタドールにはこのボーナスは適用されませんが、始めから砲撃手よりも早い設定がされているので問題ないでしょう。

余談ですが、シナリオでイェニチェリが出せる場合、イェニチェリにも適用されます。

テクノロジーを研究完了する毎に金20獲得

時代進化をテクノロジーと扱わないこと以外は最初の機織りから全てのテクノロジーで適用されます。活用の幅は様々で1vs1では軍兵を効率よく運用したり、射手を数体混ぜるのに金場に採掘所を建てずに運用できたりと小回りが効くようになります。チーム戦でも斥候担当で血統を研究するのに機織り、両刃斧、引き具で金が110になるので採掘所が必要ありません。先手を取って活用していきたいボーナスです。

ユニークユニット

コンキスタドール
コンキスタドールコンキスタドール
生産コスト
6070
HP55
攻撃力16
物防/射防2/1
射程6
アップグレードコスト
1200600
HP70
攻撃力18
物防/射防2/2
射程6
最終ステータス
(ユニテク等適用済)
HP90
攻撃力18
物防/射防2+3/2+4
射程6
防御属性
弓兵+0(+0)
弓騎兵+0(+0)
騎兵+0(+0)
火薬系+0(+0)
ユニークユニット+0(+0)
攻撃ボーナス
破城槌+4(+6)
建物+0(+2)

※括弧内はエリート時の数値

城主のユニークユニットの中では最強です。騎士よりは遅いですが速く動きまわる事ができ、町の人を狙う際にはたった3体で仕留めることが可能という恐ろしい能力を持っています。逃げながら容易に数を溜める事が出来て相手を牽制する事が出来る大変便利なユニットです。

帝王になると射程の低さなどがネックになり、近衛騎士を運用した方が良い場面が多くなりますが、交易路荒らしにも重宝します。劣勢の局面を打破する力はそこまでないですが、城主から運用出来るという点を考えると、スペインの戦局を左右する非常に重要なユニットと言えます。

相手にすると非常に厄介なので、聖職者をすぐに避難できる場所に配置した上で牽制したり、弾道学付の精鋭散兵を運用しましょう。いかに町の人を削られず、かつコンキスタドールを貯めさせないようにするかが重要なポイントです。

宣教師
宣教師宣教師
生産コスト
100  
HP 30
物防/射防0/0
射程7
最終ステータス
(ユニテク等適用済)
HP 65
物防/射防0/0
射程7+4
防御属性
騎兵+0(+0)
聖職者+0(+0)
ユニークユニット+0(+0)
攻撃ボーナス
特になし 

通称ザビエル。城主の時代以降神殿から生産可能となります。馬ユニットとはいえ、足はそこまで早くはないです。しかし、神殿のテクノロジー以外に騎兵系のテクノロジーも入るので、最終的な能力は意外とバカにできないものになります。

聖職者と同等の回復速度を持っているので、聖職者の代わりに高い移動速度をもって味方ユニットをサポートすることができるようになります。ただし、聖職者よりも転向の射程が2低く、聖なる箱の回収もできない点には注意しましょう。

後述のユニテクを適用させれば射程11とほぼ聖職者と同等の射程で転向速度アップも狙えるので敵ユニットの牽制に一役買うキラーユニットとして振る舞うことができます。その分操作が忙しくなりますが、スペインは射程を活かした戦いがやや物足りないので、サポートユニットとして運用してみると面白いかもしれません。

ユニークテクノロジー

城主:宗教裁判
研究コスト
100 300
研究効果
聖職者の転向速度+20%、宣教師の射程+1

転向時間自体が不安定な要素を持っているので、恩恵を感じにくいテクノロジーです。城主から研究できるとはいえ、コストはかなり高いものですし、運用の仕方はかなり難しいかと思います。

なお、この効果は宣教師にも適用され、ついでに射程も+1されます。帝王戦では素早く相手の建物に張り付いて転向したり、その場で射程11の転向を狙ったりとトリッキーな動きに磨きがかかります。。

帝王:覇権
研究コスト
400 250
研究効果
町の人の攻撃力が大幅に高まる
町の人町の人
通常文明
HP40
攻撃力3
物防/射防0+1/0+2
スペイン
HP80
攻撃力3+6
物防/射防0+3/0+4

説明書き以上にHPや防御力も強化されます。

スペックだけ見比べると、インカのカマヤックもびっくりの能力になります。これに加えて土木技術の研究も適用できれば、全ユニットを含めても指折りの建物破壊専用ユニットとなれます。

よく目にする運用方法としては、やはり前線での砲台建設兼建物破壊要員といったところでしょうか。狙われても倒されにくいので安心して前線を固める事ができるようになります。その他、単独で交易路を妨害しにいくようなマネもできなくはないです。

また、畑農民などが荒らしに強くなるというのも忘れてはいけません。帝王で内政農民がちまちまやられていくのは結構きついものがありますので、防御面においても頼れる内容でしょう。

戦い方

基本戦術:前衛, 1vs1

分かってても止めづらいTR

スペインの建造速度を活かして塔の乱立が始まると、あっという間に2本、3本と建てることができます。最初の1本目が妨害されなければ、一気に敵陣を制圧することが容易くなります。反面、他に目立ったボーナスがスペインにはないので、これで戦果を得られないようだと他文明と足並みが揃ってしまいます。塔だけでの進行が難しいと思ったら、始めから軍兵と合わせて進むなど工夫があっても良いと思います。

弓が石弓にアップグレードしない

スペインは全文明でも稀な、石弓を扱えない文明です。ですので、城主以降、まともに普通の前衛としての役割をすることができません。騎士の出番があるなら騎士を使ってもいいですが、基本的には城主進化直後で城を建造してコンキスタドールで戦う流れが一番汎用性が高いです。進化直後で石が足りないようなら資源売買を駆使してでもムリヤリ建造するくらいには価値があります。

基本戦術:後衛(チーム戦)

思った以上に強い即騎士

建造速度の向上と鉄工所の金が不要という、一見資源回収とあまりつながらないボーナスですが、使ってみると騎士の生産、強化共に非常にスムーズに行うことができます。これで帝王で近衛騎士の運用が控えてるので、後衛の馬能力としては全文明でもトップクラスです。

防御面で苦しいと思ったら城を早めに建造してもいいですが、そこからコンキスタドールは出遅れ感がある場合があります。帝王の基本は騎士で味方を援護した方が良いでしょう。

斥候からコンキ

スペインの斥候自体はそうでもないですが、そこからコンキスタドールにつなげると荒らし性能で相手に差をつけることができるようになります。ただし、いかに進化時間を速くしたとしても、城主の序盤では敵前衛の石弓に分があるので、味方前衛が劣勢のときは騎士の方が支えやすいと思います。

いきなり即コンキ

極めに極めれば、普通の即騎士と同じくらいの開始時間でコンキスタドールの生産ができてしまいます。城の建造も相当速く済ませられるので、攻防の両立が図れます。当然、それまでは完全に無防備ですし、資源をケチりすぎて自陣の囲いがおろそかになってしまっては本末転倒です。仕掛けるとしたらある程度地形と相談は必要になってくるでしょう。

帝王考察

優勢

城主で頼りに頼ったコンキから一転、近衛騎士一択です。コンキは使い捨てにせずに、敵の矛対策でキープしておけばしばらく近衛騎士無双できます。砲台のアップグレードも忘れずに。

劣勢

鉄工所の金なしで槍散兵ハサーがフルアップするので、厳しい戦況であればあるほど効果を発揮します。改良強化破城槌もあるので、近衛騎士を待たずに攻めれる機会があるなら行ってしまいましょう。

総括

スペインの軍隊については基本的に弱点らしい弱点はないです。ある程度のものは何でも取り揃えており、砲台も完備してるので攻めも守りも強固なものを整えることができます。相手にするときは、内政ボーナスがほぼ皆無なのをなんとか狙って攻めていきたいところです。塔やコンキを上手くかいくぐってスペインの思うようにさせたくないものです。スペイン側にしてみれば、その2つを上手く使いこなせれば勝利を掴むことができるでしょう。

DE以降更新履歴

DE開始時(2019/11/15)

(EL)コンキスタドールの防御属性に「弓騎兵」が追加
宣教師の回復速度が聖職者と同等に
宣教師が「繁殖」の影響を受けるように

Update 81058(2023/04/11)

城主ユニテク「宗教裁判」を研究することで宣教師の射程+1
コンキスタドールの射程防御-1(ELに変更なし)
【新規】テクノロジーを研究完了する毎に金20獲得
「ギャンベゾン」追加
最初の町の中心の建造に「建造速度+25%」が適用されないよう変更