文明ボーナス

文明ボーナス詳細・解説

チームボーナス

市場の作業速度+80%
市場市場

主に影響があるのは荷馬車の生産(51秒)と貨幣制度(70秒)、銀行取引(70秒)の研究です。城主中に金を消費しやすいボヘミアにとって、交易を迅速に始められるのは好材料です。味方に対しても交易開始前の市場の建造数を抑えられるメリットがあるので、交易ラインが縦に広がりがちなのを防ぐことができるようになります。

1vs1では残念ながらほぼ機能しないボーナスでしょう…。

ユニークボーナス

鉄工所、学問所の建造コスト(木)-100
鉄工所鉄工所
通常文明
150
ボヘミア
50
学問所学問所
通常文明
200
ボヘミア
100

鉄工所や学問所はそう何個も建てるものでもないので恩恵は薄いかもしれませんが、早い時間帯での行動を意識すればそれなりに効果があるボーナスです。神殿は特に聖職者の生産時間が長いので複数個建造するメリットが大きく、状況によってはボヘミアを支える生命線になり得えます。しかし、経済面を大きく支えているとは言い難いので、一線級の経済ボーナスと比較するとやや心もとないです。

化学と砲撃手が城主の時代で利用可能
化学化学
砲撃手砲撃手

帝王の時代専用だった化学と砲撃手が前倒しできる点は非常にインパクトが強いですが、前提として学問所の建造(60秒)と化学の研究(100秒)が必要なのは忘れてはいけません。城主の時代への進化が160秒かかることを考えると、ストレート運用しようと思ったらもう1回城主の時代へ進化しなければいけない時間推移となります。

ある程度時間の長い戦いを要するであろう城主の時代で、ボヘミアだけ化学を混ぜた射程ユニットの優位性が作れる点はとても優秀です。とはいえ、化学の研究(食料300 金200)も決して安くはないので、城主の時代におけるピークは少なくとも序盤ではないことは念頭に入れなければなりません。それでも、砲撃手の運用と相まって、操作次第では城主中のユニットは精鋭散兵くらいしか怖いものがなくなるでしょう。投石機も石弓で2ダメージ与えられるので処理が格段に容易となります。相手にしてみれば、そういった展開にさせないよう軍隊を貯めているところを妨害していかなければならないでしょう。

槍兵系列の与える攻撃ボーナス+25%
槍兵槍兵

例えば、槍兵が斥候に与えるボーナスダメージは+15なので、これが+18.75になります。矛槍兵に至っては素で+32あり、これが+40にもなります。近衛騎士相手でも確殺数を1減らせるだけのポテンシャルはあるので、集団戦では対近衛騎士の牽制に大いに活躍してくれます。少数でもしのぎやすいという考えよりは、対騎兵用に確実に強力に働く編成として見せつけたいところです。

篤信と神聖の研究が町の人にも影響する
篤信篤信
神聖神聖

篤信(移動速度+15%)と神聖(HP+15)が町の人に適用されることで、HP55移動速度1.11の町の人が出来上がります。移動速度に至っては、暗黒の時代のイーグルウォリアとほぼ同等になり、町の人を敵陣に寄せて奇襲したい時にはかなり便利に働くかと思います。神殿の建造含めてそこまでコストが重いわけではないので、戦略的に組み込めそうなら狙っていきたいところです。

内政面に多少の効率増が見込めますが、手押し車や荷車と違って所持量が増えるわけではないので微々たる効果です。

採掘所の経済テクノロジーが無料
金の採掘金の採掘
通常文明
100 75
ボヘミア
00
金の掘削金の掘削
通常文明
175 75
ボヘミア
00

(石の採掘、掘削の表記は割愛)

金と石を掘るタイミングなども考慮すると、効果が出始めるのがそこまで早くないのが難点ですが、城主の時代以降どちらも確実に必要となる資源なので、少ない町の人で効率よく回収できるようになる点は好材料です。ボヘミアの軍隊の性質上、城が欲しくなる場面はすぐに出てくるので、金ユニットと城を早めに合わせて展開していきたいところです。

ユニークユニット

戦闘馬車
戦闘馬車戦闘馬車
生産コスト
11070
HP 160
攻撃力10
物防/射防0/7
射程6
アップグレードコスト
800600
HP 230
攻撃力13
物防/射防1/10
射程6
最終ステータス
(ユニテク等適用済)
HP 230
攻撃力13
物防/射防1/10
射程6+1
防御属性
包囲兵器+0(+0)
火薬系+0(+0)
ユニークユニット+0(+0)
重包囲兵器+0(+0)
攻撃ボーナス
破城槌+3(+3)
建物+1(+2)

※括弧内はエリート時の数値

攻撃間隔は砲撃手並に遅いですが一度に5発の弾(攻撃力4、エリートで6)を撃ってくれます。追加の弾には別で建物(+3)、破城槌(+3)に対して攻撃ボーナスが発生し、単独で建物を破ったりするのに向いています。また本体の耐久面もさることながら、戦闘馬車の上空2マス程度以内を通過する弾道の射撃ダメージ(最終ダメージ)を-50%してくれます。大砲などの遠距離ユニットを防衛する役割としても一役買ってくれます。

包囲兵器扱いなので聖職者が転向するには贖いの研究が必要となります。耐久力に優れている面を活用することで、一旦前線で数が貯まると中々返しづらい厄介なユニットとして立ち回ってくれます。散弾機能がないポルトガルのオルガン砲といったようなイメージですが最小射程がないので、近接ユニットに取り付かれても反撃することができます。エリート化することで特に射程面の耐久力が強力になり、歩兵射手には絶対的に優位に立つことができます。射程に多少難ありですが、贖い付き聖職者でも来ない限り様々な前線での活躍が期待できます。

防御属性に「重包囲兵器」という属性を所持しており、投石機や大砲から大ダメージを受けるという特性があります。一定数貯まった戦闘馬車を処理したい時はこれらのユニットを運用すると良いでしょう。

ホーフニツェ
ホーフニツェホーフニツェ
アップグレードコスト
1100 800
HP 90
攻撃力 50
物防/射防2/6
射程12
最終ステータス
(ユニテク等適用済)
HP90
攻撃力50
物防/射防 2/6
射程12+1
防御属性
包囲兵器+0(+0)
火薬系+0(+0)
攻撃ボーナス
建物+250(+200)
+50(+40)
漁船+55(+40)
石製建物+50(+40)
包囲兵器+20(+20)

※括弧内は通常の大砲の数値

通常の大砲と比較して、上記ステータス以外に着弾時の爆破範囲が40%広がっています。前提の化学を含めてアップグレード時間がかなり長い(140秒)ですが、戦場に投入出来た時の破壊力は折り紙付きです。扱い自体は大砲と変わらないですが、的確に操作し続けることで突破力が目に見えて変わってきます。ボヘミアの帝王戦での勝利パターンにはなくてはならない存在と言えるでしょう。

ユニークテクノロジー

城主:ワゴンブルク戦術
研究コスト
300 300
研究効果
火薬ユニットの移動速度+15%

対象は砲撃手、大砲、戦闘馬車、キャノンガレオン船です。砲撃手については歩兵射手特有のもっさりとした移動感が多少緩和されます。数値的には気休め程度かもしれませんが、使ってみると意外と頼もしさを感じる効果です。帝王戦は火薬メインになることが多いので、忘れずに研究しておきましょう。

帝王:フス派の改革
研究コスト
500 450
研究効果
聖職者と神殿のテクノロジーにかかる金が食料に置き換わる

金に比べれば割と際限なく調達できる食料で聖職者が生産できてしまうという驚きのテクノロジーです。帝王の時代に聖職者を細かく操作するのはとても忙しいでしょうが、運用のしやすさを考えると少しくらいは混ぜておきたくなります。味方から資源を融通してもらって迅速に研究するなどすれば、相手にとって厄介な存在になれるかもしれません。

戦い方

基本戦術:前衛, 1vs1

領主戦は凌ぐ時間帯

序盤は採掘所テクと鉄工所しか恩恵がないので、どうしても先手が取れません。金や石の回収効率の良さを駆使して、なんとか城主の時代に進化するまで耐え凌ぐような流れが妥当だと言えます。暗黒の時代から民兵をけしかけて領主戦をすっ飛ばす流れも悪くないかもしれませんが、その流れの内政だと城主の時代で運用したい化学や砲撃手はかなり重いです。領主戦の中で軍隊をしっかりとキープし、城主戦の中で自然と他のユニットへ移行していく形が望ましいでしょう。

城主戦は一転攻勢

メインウエポンは化学付き石弓になります。城主立ち上がりで学問所の建造と化学の研究に2分以上時間を取られることを考慮する必要がありますが、以降は前線を押し上げられるように確実に軍隊数を確保しつつ進軍していきたいところです。採掘所の経済テク自動がかなり効いてくるので、早めに城の建造に着手しましょう。砲撃手は時と場所をかなり選びますが、優勢時には単独で町の中心を破壊できなくもないので、城を絡めつつ相手陣地の建物などを制圧していきたいです。

基本戦術:後衛(チーム戦)

朝鮮とタメを張れるほどの弱さ…

朝鮮に勝っている後衛要素は高温溶鉱炉があるくらいで、血統も繁殖もハサーもないボヘミアは馬担当を担える能力ははっきり言って皆無です。領主序盤こそ、安い鉄工所を建造して早めに斥候のスペックを上げることくらいは意識できそうですが、元の内政がよろしくないので一線級の文明にはまるで歯が立たないです。前衛の文明と相談して役割を入れ替えるか、後述の即ユニを敢行した方がよっぽどマシと言えるでしょう。

奇策:即戦闘馬車

馬系で立ち回るよりはこちらの方が戦闘力は高いように思います。幸い、即城主進化することで採掘効率が上がるので相性は悪くないです。ユニテクで移動速度を上げることで一応歩兵並の移動速度を確保できるので使えなくはないですが…、器用に前線を立ち回るのは不可能に近いです。相手が戦闘馬車に応じざるを得ないような戦況になれば活躍の見込みがあります。贖い付き聖職者が出てくると途端に行き場をなくすので、早めに帝王の時代に駆け上がったほうが良さそうです。

帝王考察

優勢

精鋭戦闘馬車とホーフニツェのコンビに砲台を添えれば全文明でも屈指の迎撃力を確保できます。強力な馬系ユニットの飛び込みに対しても矛槍や聖職者で対応できます。戦闘馬車の瞬間的な火力はそこまで高くないので、必要なら改良投石機を混ぜても良いでしょう。

劣勢

槍散兵くらいしか運用できるものがないですが、帝王ユニテクを駆使して聖職者に一縷の望みを託すのも悪くはないです。荷馬車が効率よく回るので、交易は忘れずに実行していきましょう。

総括

帝王戦はかなりスローな軍隊編成となりますが、他の文明ではなかなか味わえない重厚な編成を楽しむことができる文明です。その帝王戦に行き着くまでに道中はかなりの工夫が求められ、難易度は相当高い文明かと思います。城主序盤まではかなりしんどい思いをしますが、早めに城を建てる意識を持つと生存率が高まります。城主戦で化学を持ち込むことがボヘミアの持ち味ではありますが、満足に射手系ユニットを確保できそうにないのであれば戦闘馬車で帝王まで凌ぐのも悪くはないかなと思います。大砲(ホーフニツェ)と聖職者がキーユニットという稀有な文明ですが、その辺の操作を帝王戦でガッツリ味わいたい人には面白い文明となるでしょう。

DE以降更新履歴

Update 51737(2021/08/10)

新規文明として実装

Update 56005(2021/11/17)

(EL)戦闘馬車の移動速度が0.85から0.8に減少

Update 61321(2022/04/28)

神殿が建造コスト削減ボーナスの対象外に
ホーフニツェの攻撃力が55から50に減少
ホーフニツェの船、石製建物へのボーナスダメージが55から50に減少
ホーフニツェの範囲ダメージ領域が0.85から0.8に減少

Update 78174(2023/03/07)

ホーフニツェのアップグレードコストが食料950 750から食料1100 800に増加
ホーフニツェの攻撃ダメージ範囲が0.8から0.7に縮小

Update 81058(2023/04/11)

帝王ユニテク「フス派の改革」の研究コスト減少 [食料800 450]→[食料500 450]

Update 87863(2023/06/27)

戦闘馬車の攻撃前ディレイ減少 30 → 20

Update 93001(2023/09/06)

(精鋭)戦闘馬車のHP減少 200(250) → 180(230)
(精鋭)戦闘馬車の攻撃力減少 17(20) → 11(13)
(精鋭)戦闘馬車の追加弾の攻撃力上昇 2 → 4(6)
防御属性「建物」「破城槌」に対して+3のダメージ追加
(精鋭)戦闘馬車の追加弾の数が上昇 3 → 5
(精鋭)戦闘馬車の追加弾が主弾と同時に発射されるように変更

Update 99311(2023/12/11)

戦闘馬車のHPを180→160に減少
戦闘馬車の攻撃力(メイン弾)減少 11→10
(精鋭)戦闘馬車の生産時間が増加 21秒→26秒