文明ボーナス

文明ボーナス詳細・解説

チームボーナス

戦士育成所のテクノロジー研究速度+50%
戦士育成所戦士育成所

戦士育成所のテクノロジーで長時間必要なものはほぼアップグレードで、「レギオン(ローマ)100秒」「近衛剣士85秒」「パラゴン85秒」「重剣剣士60秒」「エリートホプリタイ55秒」等です。これらの時間が全て3分の2になるのは削減値としては大きいですが、戦局がただちにひっくり返ると言われると微妙なところです。領主序盤の軍兵のアップグレードが40秒→27秒になる方がよっぽど大きいことかもしれません。

ユニークボーナス

英雄ユニットポールマーチがもらえる
領主の時代進化時に1体、城主の時代進化時にさらにもう1体

ユニット詳細は下記のユニークユニット一覧に譲ります。時代進化と同時に町の中心の下に1体即座に湧きます。同時に出現させられるポールマーチは領主で1体、城主以降で2体までとなります。ポールマーチがやられた場合、町の中心で無償で再生産することができますがそれなりに長い生産時間を必要とします(後述)。ただ1体(2体)のユニットを常に活かし続けることがスパルタにとっての軍事ボーナスであり、無償扱いという点では内政ボーナスとも呼べます。

町の人と漁船が食料を10%多く格納してくれる
町の人町の人

採集した箇所の食料の値は通常通り減りながら、町の人に蓄えられる食料の値は1.1倍になるというボーナスです。蓄える上限値も1.1倍になります(通常10であれば11で格納する)。食料に関するあらゆる場面で10%増しになるということは、フランクの果実(+15%)やスラヴの畑(+15%)、モンゴルの狩猟(+40%)それぞれには及びませんが全て均一に10%増しの回収効率が出せるということになります。大半は畑にかかるボーナスと言えますが、漁船にかかる話も大きく、結果的に陸海どんなマップにも対応できる良質なボーナスと言えます。

ホプリタイを城主の時代でエリート化できる
エリートホプリタイエリートホプリタイ
生産コスト
5530
HP 55
攻撃力10
物防/射防2/1
移動速度0.9
生産時間24秒
アップグレードコスト
600550
HP70
攻撃力12
物防/射防3/1
移動速度0.9
生産時間21秒
城主フルアップ
(ユニテク等適用済)
HP70
攻撃力12+2
物防/射防3+3/1+3
移動速度0.99
生産時間21秒

上記ステータスに加え、さらにポールマーチや城主ユニテクの影響でステータスが向上します。それらをもってして城主エリートホプリタイが有効かどうかと言われると……かなり博打的な戦術になるかと思います。チーム戦ではほぼ運用に値しないと思うので、1vs1限定で帝王の時代への進化コストと引き換えに敵陣に攻め込んで決め切るかどうか、といった運用になりそうです。

ユニークユニット

ポールマーチ(英雄)
ポールマーチポールマーチ
生産コスト
領主時1体無料
HP55
攻撃力4
物防/射防1/2
射程0.5
移動速度1.15
回復/分5
生産時間75秒
城主ステータス
城主時2体無料
HP60
攻撃力7
物防/射防2/4
射程0.5
移動速度1.15
回復/分10
生産時間60秒
帝王ステータス
HP80
攻撃力9
物防/射防3/5
射程0.5
移動速度1.15
回復/分20
生産時間50秒
最終ステータス
(ユニテク等適用済)
HP130
攻撃力9+6
物防/射防3+3/5+4
射程0.5
移動速度1.27
回復/分20
生産時間38秒
防御属性
歩兵+0(+0)
ユニークユニット+0(+0)
攻撃ボーナス
特になし

時代進化毎にステータスは自動的に向上します。英雄扱いなので転向することはできません。標準で自身を中心とした8マスのオーラを持っており、範囲内にいるユニットの攻撃速度が+15%上昇します。2体のポールマーチから2倍分の効果を受けるようなことはありません。城主の時代以降、町の中心で4種類のテクノロジーを研究してポールマーチをさらに強化することができます(うち2種は二者択一)。

城主(二者択一):エフォレート
エフォレートエフォレート
研究コスト
200 125
研究効果
ポールマーチのオーラ範囲+4。オーラ範囲にいるユニットに回復効果を与える。
 2体目のポールマーチ、包囲兵器、船のHP20/分回復
 上記以外のユニットのHP50/分回復
 (ポールマーチ自身の回復効果と重なる)
城主(二者択一):モライ
モライモライ
研究コスト
150 175
研究効果
ポールマーチのオーラ範囲+4。オーラ範囲にいる軍事ユニットの移動速度+15%
城主:スキューオフォロス
スキューオフォロススキューオフォロス
研究コスト
250 100
研究効果
ポールマーチの攻撃力+2。射撃物を避けるようになる(グルジャラのシュリヴァムシャ騎兵に類似)
 避ける量は5回(回数は徐々に回復し、45秒で全快)
帝王:ヒパグレタイ
ヒパグレタイヒパグレタイ
研究コスト
350 200
研究効果
ポールマーチのHP+50%、生産速度+33%

ポールマーチ単体での嫌がらせは可愛いものですが、他ユニットと行動することによって真価を発揮するユニットです。幸い、ポールマーチ単体の生存力は比較的高めなので、やられそうになったら他ユニットを盾に逃げるのが得策と言えます。城主以降、上記テクノロジーを施すことで、時には聖職者のように、時には射手系等を高速移動させるなど使用用途は多岐に渡ります。

当然、通常の軍隊操作に加えてポールマーチ単体の操作も繊細に行わなければならないので、はっきり言って初心者向けのユニットとはとても呼べません。ただ忙しくなるだけならその辺で待機させて最低8マス以内のユニットに攻撃速度上昇の恩恵を与えるだけでも良いでしょう。プロ心をなんともくすぐるユニットでしょうから、観戦でスパルタを見つけた際にはポールマーチの動きに注目するのが楽しいでしょう。

ヒッペイス
ヒッペイスヒッペイス
生産コスト
6030
HP 80
攻撃力9
物防/射防2/4
移動速度0.85
アップグレードコスト
800600
HP90
攻撃力11
物防/射防2/5
移動速度0.85
最終ステータス
(ユニテク等適用済)
HP90
攻撃力11+4
物防/射防2+3/5+4
移動速度0.94
防御属性
歩兵+0(+0)
ユニークユニット+0(+0)
攻撃ボーナス
標準建物+4(+5)

※括弧内はエリート時の数値

ステータス以上に特に特徴はありません。移動速度0.85はバトルエレファント(0.9)よりも遅いので結構鈍足に感じるかもしれません。耐久力には目を見張るものがありますが、後半になると城からしか生産できないことがとにかくネックとなって戦場にまとまった数を置きづらいです。このままではチュートンナイトと同じような悲しい存在感で終わってしまうかもしれないので、ポールマーチと組み合わせてなんとかスペックを上げて活躍させたいものです。

ユニークテクノロジー

城主(1):ヘイロタイ招集兵
研究コスト
500 300
研究効果
槍兵、散兵、町の人の生産速度+50%

一見すると内政大爆発最高!と思えそうですが、前提の砦建造→テクノロジー研究は結構な負担ですし、下記のサイフォスが研究できなくなるのは攻撃力不足に陥る可能性があります。1vs1なら槍散兵に最後に頼る場面がありそうなので研究の余地ありです。なんにしても、内政拡大の後押しに利用するのは少し難しそうです。要塞マップのような最初から砦が建造されているマップなら利用価値は高そうです。

城主(2):サイフォス
研究コスト
400 300
研究効果
ホプリタイとモノレム船の周囲10マスの敵ユニット10毎に攻撃力+1(最大+3)

エリートホプリタイの攻撃力が最大で19まで上昇します。とはいえ、味方ではなく敵軍に依存した効果なので、狙ってこの効果を活かすのはいささか難しいかもしれません。

帝王(1):クリプテイア
研究コスト
350 650
研究効果
歩兵が受けるボーナスダメージが33%減少する

「防御属性:歩兵」ではなく単に歩兵に分類されるユニットが対象です。ですので槍兵も対象となります。

主に砲撃手からのダメージを削減するのに使えそうです。もっとも、ボーナス込みで27ダメージ→24ダメージとなるくらいなので、減少量としてはさっぱりですかね…。一番まともに働きそうなのは槍兵が対散兵からもらうダメージが1削減されることでしょうか。

帝王(2):ペロポネソス同盟
研究コスト
700 400
研究効果
軍船の生産速度+50%。また、砦が1分あたり金20を生み出すようになる。

スパルタの軍船は絶妙に足りない要素があるので、まともに軍船勝ちを狙って勝ちに行くようなものでもないですが、やられっぱなしにならないよう補助する役割としては強力な部類と言えます。

砦の金を生み出す効果は聖なる箱の3分の2ほどの効果です。砦が5個もあれば約4分ですぐに元がとれます。ただし、スパルタは石工技術・建築学で耐久力を上げられないので、他文明よりも壊されやすいことを押さえておかなければなりません。かといって金の確保の為に砦を下げるのはジリ貧になる可能性もあります。なんとも悩ましいテクノロジーです。

戦い方

基本戦術:前衛, 1vs1

ポールマーチで先手を取ることに命をかける

領主の時代に上がってすぐにもらえるポールマーチを初期斥候と組み合わせていかに妨害していくかが問われる最序盤となります。必要なら民兵(軍兵)と組み合わせても良いでしょう。ポールマーチはやられない方が良いにこしたことはないですが、他軍で優勢が取れそうならポールマーチにダメージを肩代わりしてもらって最悪倒されても構わないと思います。優勢の間に内政ボーナスで得られる食料を駆使して時代進化につないで逃げ切るような考え方がスパルタには合っていると思います。

あるいはめちゃくちゃムリヤリに城主進化をして2体のポールマーチで牽制するのも面白いかもしれません。この場合、さらに城を寄せるなどして一気に決着をつけるなんて荒業も考えられます。

もし、ポールマーチに頼らない戦術にするのであれば、歩兵以外伸びが非常に悪いことを念頭に置かなければなりません。その場合、相手からすれば歩兵対策をすれば十分と受け取られかねなく、先手を取らない戦術は基本的にスパルタには不向きと言えるでしょう。

基本戦術:後衛(チーム戦)

素の騎士止まり…

サラセン以来となる衝撃騎兵(重騎士)へのアップグレードがありません。一応鎧は3段階まで上がり、城主中はポールマーチの援護射撃(攻撃速度上昇)がありますが…、後衛としての役割はどうしても息切れします。壁役としての役目はなんとも微妙ですが…、ホプリタイをうまく前線に送り込む努力をしましょう。

帝王考察

優勢

ホプリタイを軸とした歩兵軍しかないです…。歩兵対策が万全に取れる文明とぶつかったら泣きましょう。ポールマーチは前線でやられてもいいように、前線にも町の中心の建造が必要です。

劣勢

高速生産の槍散兵に未来を委ねることができます。モリモリ生産できて気持ち良いですが、ホプリタイの城主ユニテクを捨てることになることは忘れてはいけません。

総括

ポールマーチの扱いにひたすら悩まされる、スパルタはそんな文明かと思います。これまでのAoE2人生で歩兵を上手に扱えなかった人とはおそらく最高に相性が悪いことでしょう。歩兵で頑張れないと、悲しいことに何やっても潰されてしまいます。チーム戦だと軍隊量の都合でポールマーチの存在が余計に霞みそうです。まずは1vs1でポールマーチをうまく駆け引きにねじ込むことから始めていきましょう。チーム戦で夢を見るのはそれからでも遅くはありません。

DE以降更新履歴

Update 128442(2024/11/14)

新規文明として実装(但し、ランクマッチで使用不可)