文明ボーナス

文明ボーナス詳細・解説

チームボーナス

造船所のテクノロジー研究速度+50%
造船所造船所

ギリシャDLC3文明のみ、船生産に対して港と造船所の2つに分かれていますが、主に領主以降の軍船担当になる造船所のみがこの恩恵を受けることが出来ます。ほぼほぼ城主以降の上位軍船へのアップグレード用なので、効果は非常に限定的です。

ユニークボーナス

町の中心で政策方針を変更することで異なるボーナスを享受できる
3つの中から選択。開始は金50で選択し、変更の度に金100→金150(最大)消費する
町の中心町の中心
アテナイの町の中心

町の中心に3つのアイコンが並び、プレイヤーが任意で適用させるボーナスを変更できるといった内容です。15秒の研究時間と上記金コストがかかるので、最序盤は内政拡大最優先ということもあってほぼ動かすことはないでしょう。他政策に移行する際も、初期投資で金50は必ずかかってしまうことを念頭に実行しなければ元を取るのも一苦労ということになりかねません。

▶経済政策:町の人の作業速度、建造速度が7%上昇する(開始時は経済政策が自動適用)
経済政策経済政策

正直、延々とこの政策だけで十分なくらいに強力です。後述の2つについては資源過多になって生産しまくらないと消化が追いつかないって時にようやく発揮するものだと思っています。序盤に生産速度を上げたかったら育成所を増やせばいいだけの話であり、それはこの経済政策によって十分賄うことが可能です。そういうわけで同効果が5%なローマが可哀想なくらいに強力な内容です。そのローマと同様ですが町の人以外の経済ユニットは適用外です。

なお、遊牧の初期TCにもこの建造速度上昇効果は適用されます。一人で2分30秒に対して2分20秒で建造可能です。

▶軍事政策:近接ユニットの生産速度が+15%になり、ユニットを倒した時に金3を得る
軍事政策軍事政策

近接ユニットは「歩兵」、「騎兵」、軍船の「モノレム船」系列が該当します。相手のユニットは何でもOKです。最序盤で狙うなら17体以上キルを取らないと元が取れません。射程ユニットでトドメを刺してもいけないので、自然とやることが縛られてしまって良いことないです。帝王でもいきなりこの戦術にするのはちょっと気が引けます。テクノロジー完備になるまでは経済政策で十分でしょう。

▶海軍政策:射手と軍船の生産コスト(金)-15%、生産速度+15%
海軍政策海軍政策

対象は記載の通りです。射手育成所から他に出る弓騎兵、ガストラフェトロス(砲撃手の類)は対象外です。

射手の金45が38になるので、金50で政策変更したならばすぐに元は取れます。金の採掘エリアが限られているような状況ではわりと有効だと思います。アテナイの陸軍でまともに援護射撃できそうなのは射手系だけなので、息長く運用し続けることが前提なら早めに切り替えても良いかと思います。金を獲得できる手段が豊富にある場合(チーム戦の交易運用等)はやはり経済政策の方が便利な場合が多いです。

木を切る人が木10を得る毎に食料1を得る
町の人町の人

領主の時代に進化し始める頃だとせいぜい木500=食料50程度の量なので、他の暗黒内政ボーナス持ち文明とさほど変わらない内容です。が、これが20分頃まで内政のみ行った場合、総量で500前後の食料を追加でもらえる計算になり、気がつけば溢れんばかりの食料が手元に入るなんてことになります。伐採効率に依存するので、伐採テクノロジーの研究で当然その効率も上昇していきます。町の中心で経済政策を敷いていれば、他の追随を許さない勢いで内政が拡大します。

100人(うち木40人)で内政しているとすれば、アテナイは木が44人分の働きをし、さらにその104人が7%増しの効率で仕事するので111.28人分の仕事量になります。またローマを引き合いに出しますが、同じことをローマでやっても仕事量は5人分だけです。ローマも内政だけなら決して弱くないという認識であれば、アテナイは化け物ということになります。

初心者であればあるほど、伐採所に町の人を集合させすぎてほったらかしになる傾向にあるかもしれませんが、そんな人でも食料だけは勝手に増えてくれるというのもありがたい話です。仮にアテナイがランクマッチに進出する話になれば真っ先に是正されるボーナスでしょう。

ホプリタイの移動速度+15%
ホプリタイホプリタイ
通常
移動速度0.9
アテナイ
移動速度1.035
最終ステータス
移動速度1.139

剣士系最大の弱点である移動速度が改善されるのはありがたそうに見えますが、やっぱり射手系には一網打尽にされてしまうので戦いの場は選びます。キャンペーンで遊ぶうちはお手軽に各所を出歩けて便利かと思います。

ユニークユニット

ストラテゴス
ストラテゴスストラテゴス
生産コスト
5525
HP 60
攻撃力15
物防/射防1/0
アップグレードコスト
700800
HP65
攻撃力18
物防/射防1/1
最終ステータス
(ユニテク等適用済)
HP65
攻撃力18+4
物防/射防1+3/1+4
防御属性
歩兵+0(+0)
ユニークユニット+0(+0)
攻撃ボーナス
特になし

※括弧内はエリート時の数値

周囲6マス程度にオーラを放ち、各ユニットの攻撃力を+1させる効果を持っています。対象は攻撃力の数値が設定されているほぼ全てのユニットで、近接から射程、海軍や包囲兵器までも対象です。例外は(今のところ)町の人と爆破工作兵、味方軍、そして自分自身です。

軍団長の意味を持つストラテゴスは本人こそあまり耐久力には優れていません。コストが安いからとストラテゴス単独で攻め入ると、射程ユニット等に迎撃されてあっという間に溶けてしまいます。やはり特性通り、他ユニットとの組み合わせで動いた方がより強力なシチュエーションを作り出せそうです。オーラに関する性能はエリート化しても変わらないので、保持資源との相談でエリート化をしなくてもいいかもしれません。

なお、英語読みでは複数形をストラテゴイ(Strategoi)と呼ぶそうです。表記揺れを見かけたらそういうことだと思って下さい。

ユニークテクノロジー

城主(1):タクシアルキア
タクシアルキアタクシアルキア
研究コスト
300 400
研究効果
ストラテゴスのオーラが追加で近接ユニットに攻撃力+1、さらにオーラ範囲+33%
ストラテゴスストラテゴス

記載通りの効果なので、本来のストラテゴスが影響を及ぼしていたほぼ全ユニットが対象となるわけではありません。近接ユニットのみ、本来の効果と合計して+2の攻撃力を得ることができます。編成次第では実はあまりありがたみを感じない内容かもしれません。カチカチに固めたホプリタイで殴り合いを仕掛ける状況が起こりそうなら検討の余地アリです。

城主(2):イフィクラテースの戦術
イフィクラテースの戦術イフィクラテースの戦術
研究コスト
400 300
研究効果
散兵が+4のチャージ攻撃を得る(再充填40秒)
精鋭散兵精鋭散兵

通常3+4=7の攻撃力が限界の精鋭散兵が瞬間的に11もの攻撃力を叩き出せます。ストラテゴスが近くにいれば12になります。これはエリートマングダイと同等の攻撃力になり、近衛騎士ですら36体の精鋭散兵で一撃で倒せます。……ただし、40秒の再充填期間中は貧弱の1ダメージに戻るので、近衛騎士を蹂躙したいという夢はやはり夢のままです。1vs1では主力に成り得るので、歩兵や騎兵で詰みそうなら早めに研究しておくのが良いでしょう。

帝王(1):エイスフォラ
エイスフォラエイスフォラ
研究コスト
600 750
研究効果
ホプリタイの生産コスト(金)の33%が食料に置き換わる
エリートホプリタイエリートホプリタイ

ホプリタイの生産コストが【食料55 金30】から【食料65 金20】に変更されます。研究コストで金750が消費されることから、金目線だけで言えばホプリタイを75体以上生産しないと元が取れません。集団戦で長期戦になる前提なら研究しても良いですが、歩兵のホプリタイが集団戦で輝く状況があまり想像できないので、このテク共々狙って活躍させるのは難しいでしょう。

帝王(2):デロス同盟
デロス同盟デロス同盟
研究コスト
900 600
研究効果
弓兵とガストラフェトロスの移動速度+10%
リカーブボウ兵リカーブボウ兵
通常
移動速度0.96
アテナイ
移動速度1.06

騎士系に捕まって歯がゆい思いをしがちな弓兵に多少小回りが利きそうな性能が備わります。使ってみると気持ち程度ですが素早く動いてくれている印象が持てるので、ホプリタイによほどの恩義がないのであればこちらを研究するのが望ましいでしょう。

戦い方

基本戦術:前衛, 1vs1

超強力内政でどうとでも

後半の騎士系の伸びを欠くくらいで、最序盤から弓兵を中心に有利な態勢を作りやすいです。経済政策を取ったまま進行すれば、おのずと進化やアップグレードが先行して敵陣に攻め入りやすくなるハズです。イーグル対策は城主から準備不要で運用できるホプリタイや帝王のガストラフェトロスが控えているのでさほど苦にはなりません。欲しい時の砦(城)建造さえ忘れなければいいですし、その石調達もまた経済政策であっという間に捻出可能です。とにかく内政面に関してはなんでもかゆいところに手が届いてくれます。

海軍も最強クラス

ギリシャDLC3文明の中では海軍の継戦能力が最も優れており、そのラインナップも豊富です。ともすれば、既存文明も揃って参ってしまうような性能です。ユニット自体に特殊な強化性能が施されているわけではないので、相手の得意な軍船に有利を取られないよう配慮する必要はありますが、基本的には経済政策からのゴリ押しで十分制圧可能でしょう。

基本戦術:後衛(チーム戦)

さすがに後衛騎士だけはニガテのご様子

ここまでベタ褒めの内容なアテナイも騎士については繁殖も鎧3もないので、後衛としての役割ははっきりとニガテの部類です。序盤こそ内政が強力で数をまとめることはできそうですが、後半は近接ユニットの耐久力の乏しさに泣かされることが増えそうです。早めに前衛に小屋を寄せるなどして歩兵や弓兵にスイッチしていきましょう。

帝王考察

優勢

ストラテゴス付きのリカーブボウ兵を主軸に攻めるのが最もパワーがあると思います。進軍ペースはゆっくりになるので、カウンターを狙われないように注意が必要です。相手が無抵抗ならエリートホプリタイで突っ込む方が早いです。

劣勢

経済政策が後押しする槍散兵は無難に強いです。ここでも砦を1個でも建てておけばストラテゴスで攻撃力強化が図れるので、石をもらってでも建てておきたいです。

総括

小細工抜きで片っ端から溜まった資源を即消化して敵にぶつけたい人にはもってこいの文明、それがアテナイです。相手がアンチで返そうものなら、それをさらなるアンチで返すも良し、物量で押し潰すも良しとかなりの脳筋スタイルを発揮することができます。反面、ユニット単体のパワーはいいトコ並なので、既に仕上がっている敵軍を前にした時はユニークテクノロジー等を駆使した工夫が必要になるでしょう。既存文明ではバイキングドラヴィダに近い動きになると思います。あまり待機時間を入れずにガシガシ進軍していきましょう。

DE以降更新履歴

Update 128442(2024/11/14)

新規文明として実装(但し、ランクマッチで使用不可)