防御属性
参考元:Armor class | Age of Empires Wiki
防御属性とは
一部例外を除き、各ユニット(建物)には防御属性が設定されています。ほとんどは見た目通り、騎兵ユニットには「騎兵」というように防御属性が設定されていますが、象ユニットのように「騎兵」「象」の2つの防御属性を併せ持つ場合もあります。
また、防御属性には合わせて数値が付与されている場合もあります。例えば、城には始めから「建物(+8)」という設定がされており、端的には建物として受けるダメージを軽減させています(詳細は後述)。
攻撃ボーナスの仕組み
ユニットへ追加ダメージを発生させる仕組みとして、各ユニットには攻撃ボーナスが設定されています。対象を防御属性として選択することで、該当防御属性を有しているユニットに対して設定された数値の追加ダメージが発生します。
一例を出します。槍兵は「騎兵(+15)」「象(+15)」「らくだ(+12)」という攻撃ボーナスを持っています。このとき、騎士や斥候のように防御属性「騎兵」を持っているユニットに対しては「騎兵(+15)」の攻撃ボーナスが計算されます。対してらくだ騎兵の場合、防御属性として「騎兵」属性を持たず、代わりに「らくだ」属性を持っているので、「らくだ(+12)」の攻撃ボーナスが計算されます。これがバトルエレファントになると、「騎兵」属性と「象」属性を同時に持っているので、「騎兵(+15)」と「象(+15)」の攻撃ボーナスが同時に計算されることになります。
「建物」と「標準建物」
民族の象徴を除き、全ての建物は防御属性「建物:building」と「標準建物:standard building」を同時に持っています。ややこしい仕様ではありますが、原因は学問所のテクノロジー「石工技術」「建築学」にあります。これらは単純に建物の防御力を上げるだけでなく、防御属性「建物」の値も上げることができます。しかし、一律に防御属性値を引き上げてしまうと、元々建物に対して攻撃ボーナスを持つユニットが相対的に不利を受けてしまいます。ですので、そういったユニットが不利にならないよう、別で新しく「標準建物」という属性を設定して、不利を受けるべきではないユニットには別の設定がされるようになっています。
代表的な例として、各種歩兵ユニットが有しているのは「標準建物」に対しての攻撃ボーナスなので、石工技術や建築学によって追加ダメージが軽減されない、という話です。
ダメージ計算手順
(1)基本攻撃力 - 基本防御力
近接攻撃なら近接防御で、射程攻撃なら射程防御で計算します。計算結果がマイナスになった場合、(1)の値を0にします。
※中には内部的に近接攻撃と射程攻撃が同時に設定されているユニットもいます。その場合は、それぞれマイナス判定込で計算して、最後に両方の値を合わせます。火炎船、スコーピオン、連弩兵などが対象です。
(2)攻撃ボーナス値 - 防御属性値
計算結果がマイナスになった場合、(2)の値を0にします。これを防御側が持っている防御属性ごとに計算します。例えば、精鋭散兵が弓騎兵に対して攻撃する場合、弓騎兵が持つ「弓兵」と「弓騎兵」に対してそれぞれ計算します。
(3)上記結果を合わせ'(1) + (2)'、高低差を考慮する
攻撃側が丘上なら1.25倍、丘下なら0.75倍を(1)+(2)の結果に掛けます。ゲーム上では小数点以下は表示されませんが、実際には内部で小数点以下も処理されています。
(4)最低ダメージ保証判定
(3)の結果が1未満の場合、全て1で取り扱います。圧倒的な射程防御力を持つ破城槌が射手からダメージを1だけ受けるのはこのためです。
誤解されやすいですが、射程系ユニットが破城槌に対して攻撃ボーナスを持っている場合、(1)、(2)の計算ルールに則ると「1+攻撃ボーナス値」ではなく「0+攻撃ボーナス値」の計算が正しいです。
防御属性一覧(ユニット)
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- ・コンドッティエーレ
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- ・建物
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