ラジオ第5回「AoCを始めた頃の思い出を語る回」

概要

放送次第

Age of Empires IIを始めて間もない人向けに、「何をしたらそんな風に操作できるようになるの」という疑問を、あえて「当時はみんな下手だった」というアプローチから攻めた内容になっています。奇跡的に僕が始めて間もない頃のリプレイがあったので、いつかラジオで紹介しようという考えが、実はラジオを始める前からありました。第4回の時点でわりとネタ出しに困っていた所がありましたので、個人的に切り札的扱いにしていたこの話を投入した次第です。

前半部分で僕がAoE2を始めた頃の話をリプレイ再生を交えながら伝え、後半は初めて属したコミュニティ「AOK予備校」でどう過ごしてきたかを話しながら、AoE2というゲームをどう遊んできたかを伝えてきました。リプレイを3本再生していますが、ニコニコ動画のことを考えてゲーム解像度を抑えています。その割に、ニコ動版は画質が低下しすぎて見れたものではないです…。この回(に限らずほとんどですが)はYouTube版で視聴することをオススメします。

技術的な内容の方が既存プレイヤーを中心に見応えがあると思ってはいましたが、なるべく未経験者~初心者に寄り添った内容を続けていきたいと思っていたので、この辺から僕のラジオに対する第三者的印象が二分化したと感じております。ただ、全ての層を引き込めるほどの実力を有していなかったので、僕もこの辺からある程度割り切ってきました。(にも関わらず、放送内容によってターゲット層が代わる代わるなのはなんとも…)

というわけで、放送の締めとして「初心者目線に立って考える」ことの大事さを話しています。表向き初心者向けな話と思いきや、古参級の既存プレイヤーにも知ってほしいと思う内容になっている、なんともちぐはぐなラジオになってしまいました…。

リプレイ保存CDの在り処

リプCD

CDやDVDを保存していた引き出しに普通に入っていました。これ以外に保存していたリプレイは過去所持していたPCに入っていたかと思いますが、バックアップせずにリカバリをかけていたこともあったらしく、このCD以外に過去のリプレイは残ってなかったです。Steam版AoE2プレイヤーなら「過去のVerが違うなら再生できないのでは」と思うかもしれませんが、当時使用していたVer(1.0b)を10年以上もコミュニティで使用されていたという事実にも助けられて再生できる環境が残っていました。この辺りはユーザーパッチなるものを制作していたサイトに感謝する他ありません。

koujanネットデビューの話

koujanネットデビューの話

今でこそ当たり前のように顔も本名も知らない人と交流が持てる環境はSNSを始めとして様々にありますが、当時はAoE2のようなネット対戦ゲームや、チャット、掲示板を介して触れ合うのが一般的だったと記憶しています。僕もAoE2を始める前は別で掲示板を通じてそういう環境に触れたことはありましたが、オフ会に参加するまでにネット交流を始めたのはAoE2が初めてとなります。

そんなネット初心者と呼んでも差し支えない僕が「IRCソフトを初めてインストールして何百人と顔も名前も知らない人が沢山いるコミュニティに飛び込む」ことがいかに勇気のいることだったか、というお話です。もっとも、友人の手ほどきを受けて言われた通りにやっただけとも言えますが、その後の歩き方はIRCを通して雰囲気を掴みながら毎ゲームビクビクと参加したものでした。今となっては、余計な先入観なく全て手探り状態で進んでいったことが功を奏したのか、およそ1年もしない内に環境に慣れることはできました。

言いたいことは、知らないコミュニティに飛び込んで2,3日で全てが分かるなんてことはないと思います。他にも(別ゲームを含めて)色々とコミュニティを覗いてきましたが、同じように何ヶ月も交流を重ねてやっと馴染んでくるものだと僕は思っています。「入ってみないと分からない」「入るだけムダだった」と感じる可能性もなくはないですが、死にはしませんので(笑)。

AOK予備校の話

AOK予備校の話

今後も何度かこのコミュニティを紹介する機会がありますので、ここでは最初の方だけとりあえず。

今となって思うのは、このコミュニティがスタートで良かったと思う所は、「顔も名前も分からない相手との交流の仕方」をある程度指南してくれたところだと思います。ですのでそれがベースとなった交流はいわゆる大人な対応とも言え、当時ネット初心者だった僕でもほとんど間違いを犯すことなく過ごせたと思っています。とはいえ、突っ込んだ話などをしたい時には当たり障りのない態度では難しい所がありました。その点は、AOK予備校から派生した少人数のサブコミュニティが数多く点在して補完してくれたように思います。

挨拶励行

「交流の仕方」という点で突っ込むと、そんなに難しいことを指南していたわけではなく、本当に当たり前の挨拶励行などを説いてたくらいだと思います。ただ、この辺は今ではボイスチャットツールの併用などもあって、導入している人とそうでない人で格差が生まれそうなところではあります。「声で発していたからIRCでは言わない」「配信上ではちゃんとした態度をとっている」などといった点は、はっきりいってボイスチャットツールを導入していない人や配信を見ていない人からすれば関係ありません。IRCで流れている文字だけが全てになるので、IRCで無反応であれば端から見れば態度が悪そうに見えます。本当に当たり前のことが微妙なところから乱れていると最近は思っています。心当たりのある人は気にしてみると良いでしょう(コミュニティレベルで指南したほうが良い話かもしれないですが)。

放送の締め

放送の締め

自分が初心者だった頃を振り返ってみて思う所は、AoE2というゲームを楽しむ為にコミュニティ(僕の場合はAOK予備校)が力を貸してくれたということです。この手の話は今後も言及していくので繰り返しになるでしょうが、初心者がマルチ対戦をこなせるようになろうと思った時、ゲーム上でのチュートリアルが教えてくれることは非常に少量であり、それ以上のことは人と接しながら手取り足取り教えてもらわないと分かりづらい事だらけです。第24回でも触れますが、RTS(リアルタイムストラテジー)ゲーム初心者であればなおさらです。何が重要かが分からないまま対戦に放り込まれても、初心者が自分で楽しみを見出すのは非常に難しいものです。

現在、ネット上には数多くのAoE2初心者向けの攻略情報的なものが散見されますが、結局初心者にとってはどれが重要なものかが分からないものですし、その理解度にも個人差が生まれます。ある程度はセオリーで楽しめる所はあるかもしれませんが、今となっては拡張版で文明も31個まで増えた都合、ケースバイケースであることが非常に多くなったように思います。であれば、ゲーム毎に初心者が疑問に思ったことをコミュニティという交流の場でしっかりと解消してあげて次のステップに進んでもらうようにしていくのがとても大事なんじゃないかと思っています。ただ漠然とゲームを消化するならAIで十分です。せっかくのコミュニティですから、人対人ならではの楽しみを既存プレイヤー側から提供できるよう努めるべきです。

初心者の人へ

逆に、初心者の方は一歩踏み込んで聞いてもらうところが大事だと思います。そこで奥手になってしまうところがあれば、その気持ちはよく分かります。僕も初心者だった頃はそうでしたから、という今回の放送の締めとなります。

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