7.ファルカークの戦い(チュートリアル追加解説)

イングランド軍はすぐにでも攻撃してくるぞ。城壁は一部しかできていない。石が手に入りしだい完成させるのだ。

開始画面

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チュートリアル7.「ファルカークの戦い」で教わること

ファルカークの戦い雑感

チュートリアル5,6とかなり苦戦を強いられた人にとって、7は割とあっけなく攻略できたのではないかと思います。「城を建てろ」「とりあえず城主の時代に進化しろ」「城を建てたらウォーレスがきた」「ウォーレス強すぎる!」と、トントン拍子で事が運んだのではないでしょうか。

強い軍隊が登場すれば、今回のような大味な展開に持ち込むことはできます。しかし、実際の対戦の場では、そのような状況にするまでに事前に緻密な資源収集をコツコツとやらなければなりません。もっとも、このゲームで最も強固な建物である「城」がどの程度で破壊できるかという目安などを手っ取り早く計るにはちょうどいい仕上がりかと思います。

ここまでのチュートリアルを全てこなして未だに対戦への不安が拭えない方は、最後にチュートリアルのあとがき(補足事項)を用意しておりますのでご覧下さい。

チュートリアルで教わらないこと

詳細:見張り台に駐留すると矢を放てる

見張り台の矢

基本的に町の人、歩兵射手系ユニット(歩兵鉄砲系含む)を駐留させると、その数に応じて見張り台が放つ矢の本数が増えます。駐留するユニットの攻撃力が高いほど、1ユニットの駐留で増加する矢の本数が上がります。見張り台の場合、最大5本まで矢が放てるようになります。町の人の元の攻撃力のことを考えれば、かなりコストパフォーマンスに優れていることがわかります。この仕様を受けて、見張り台を攻撃に用いると所謂「初心者殺し」のような戦術が成立してしまい、一方的な展開に持ち込むことができてしまいます。対策を知る上級者でもスマートな対応はしづらく、例えばパワーバランスを考えたチーム分けに影響を及ぼすことすらあります。

城の矢

なお、同様の建物に町の中心と城があります。それぞれ矢の最大本数は11本、21本まで増加します。ただし、城は砲撃手やイェニチェリ(トルコのユニークユニット)のような単独の攻撃力が顕著に高いユニットを駐留しないと到達しないです。城は騎乗ユニットも駐留できるので、一部ユニークユニットで(しかもラクに)到達できる文明が出てきます。

矢が減る様子

あまり意識されない話ですが、矢の本数は駐留する建物の攻撃力が高いほど増加しにくくなります。ですので、鉄工所のテクノロジーなどで建物の攻撃力が増加すると、矢の本数が減る場合があります。

城の詳細

城

性能等の詳細は城の解説ページをご覧下さい。

城は城主の時代に進化すると石650で建造できるようになります。単純にHPが高いだけでなく、画面上に表示されない防御力のステータスが非常に高いので、ちょっとやそっとでは壊されにくい強固な拠点として働きます。その影響力は絶大で、防衛時に使えば敵の侵略を許しにくくなり、攻撃的に扱えば城の射程が届く範囲はほぼ制圧下になってしまうほどの強さです。建造時間が非常に長いのがネックなので、建造するまでの時間を軍事ユニットでどう支えていくかがポイントとなります。軍隊同士の衝突で勝負が決まりにくい場合は、城のような建物を有効活用して敵国の内政地を縮小させることで優位に立つことができるかもしれません。このあたりは、囲碁にも似た陣地支配による勝利を狙うといった非常に面白い要素となります。

城の生産内容

城からは各文明の固有ユニット(ユニークユニット)が生産できます。チュートリアルでは「一番強力なユニット」と称していますが、一般的な軍事ユニットの例に漏れず得意不得意があるので、特性をきちんと見極める必要があります。また、各文明の固有テクノロジーが存在し、城主の時代(拡張版のみ)、帝王の時代でそれぞれ1つずつ有します。これらの情報は各文明の解説ページにそれぞれ記載しております。他にも、遠投投石機、爆破工作兵が全文明共通で生産できます(後述)。

戦闘態勢詳細

態勢一覧
攻撃態勢

ほとんどのユニットの初期状態はこの態勢からスタートします。一度捕捉した敵ユニットを、視界から外れるまでずっと追いかけ続けます。

守備態勢

視界に入った敵ユニットを攻撃しますが、逃げていく敵ユニットを必要以上に追いかけません。初期位置から概ね3マス程度離れると元の位置に戻ります。

破城槌、投石機、大砲、爆破工作船は生産された時点でこの態勢からスタートします。

待機

視界に入った敵ユニットを攻撃するだけに留め、直接攻撃指定をしない限り初期位置から一切動きません。近接ユニットはゼロ距離まで近づかれてやっと攻撃を始めます。主に射手系ユニットが重宝する態勢ですが、足の早い騎乗ユニットが操作しない間に必要以上に突っ込ませない為にも使えます。

初期ユニットとして与えられる斥候、イーグルウォリアのみ、この態勢からスタートします。

非戦闘態勢

何をされようとも一切攻撃をしません。一見何のためにある態勢かと思われますが、敵陣に近づいても一切攻撃をしないことは相手に存在を知らせない(攻撃されたときの警告音を鳴らせない)為に使える場合もあります。

爆破工作兵のみ、生産された時点でこの態勢からスタートします。

ユニット特殊行動詳細

特殊行動一覧
巡回

初期位置と右クリックした位置を往復し続けます。シフトキーを押しながら右クリックすると中継地点(旗)を設定することができ、旗を建てた順に移動します。最後に右クリックした位置と初期位置が近い場合は循環するように移動しますが、逆に離れていると循環せずに往復するような移動になります。

巡回中に視界範囲内の敵を捕捉すると、攻撃態勢に則った形でその敵ユニットに寄って自動的に攻撃します。敵ユニットがいなくなるとまた自動的に巡回ルートに戻ります。敵陣に向かう道中、敵ユニットとすれ違ったことに気づかなかった場合、通常は先制攻撃を許してしまう可能性がありますが、巡回機能を使って敵陣に向かわせると、すれ違った敵ユニットを自動的に攻撃してくれるのでとても便利です。

護衛

指定したユニット(建物)の約2マス以内に位置取り、対象ユニット(建物)が攻撃されると、態勢に応じた行動をとって反撃を始めます。敵ユニットがいなくなると、自動的に元の護衛態勢に戻ります。攻撃されてからでないと反応しないので、基本的に後手になることからあまり使われることはありません。

追尾

指定したユニットの(おおよそ)視界範囲外に位置取り、たとえ攻撃態勢であっても追尾行動を優先して動きます。指定したユニットに近づかれた時に距離を取ろうとしないので、完全な追尾行動をしてくれないあたり、あまり有効性を感じない機能です。

フォーメーション詳細

フォーメーション一覧
ライン(横列)

最も基本的な隊列です。移動の際、目標地点から遠い場合は縦列気味に移動し、目標地点に近くなると自動的に横列に切り替わります。

ボックス(四角)

中央に弱いユニットを置き、その周りを他の軍事ユニットが囲うようにして動く隊列です。弱いユニットは基本的に包囲兵器各種、聖職者、王などを指します。

指定したユニット数が多くなるにつれて陣形がムダに広がってしまうので、外側のユニットは気をつけて行動する必要があります。逆に少数(6体以下)の場合はライン(横列)以上に道中を密集して歩くので、指定した敵ユニットを同時に攻撃したい時には重宝します(上級者向け)。

スタガード(格子)

ライン(横列)が格子状に広がります。密集したユニットが投石機のような指定範囲攻撃で大打撃を被らないようにできるので、操作に自信がない初心者でも安心して行動できます。反面、後方のユニットが外側に広がりがちなので、全軍の一斉射撃をするような態勢には向きません。

フランク(両翼)

ライン(横列)状態の隊列を瞬時に2部隊に分けます。各ユニットが備えている移動速度をかなり無視して横に素早く広がってくれるので、投石機のような指定範囲攻撃を避ける際に大変便利です。しかし、操作難易度は非常に高く、取り扱うにはホットキーの設定を含めた練習が必要になるでしょう。

破城槌詳細

破城槌

性能等は破城槌の解説ページをご覧下さい。

破城槌の主な役割は2つ、「敵国の強固な建物(壁、城など)を破壊する」と「圧倒的な射程防御を活かした弾除け役」です。特に、城を破壊しにいく時はこの両方の特性がいかんなく発揮されます。反面、近接防御が0ではなくマイナス3なので、軍事ユニットはおろか町の人にさえ簡単に壊されかねません。明確な対策方法がある以上、敵陣に突っ込ませる時はある程度消耗することを計算に入れておく必要があるでしょう。

破城槌の特殊な機能として、歩兵ユニットを駐留させることができ、敵からの矢などのダメージを避けるのに一役買います。おまけに、戦士育成所系列の歩兵が駐留すると、駐留数に応じて与えるダメージや移動速度が向上します。有効活用することで、敵陣に多大なダメージを負わせることができるので、ぜひ運用してみましょう。

遠投投石機詳細

破城槌

詳細は遠投投石機の解説ページをご確認下さい。

このチュートリアルでは遠投投石機(というか帝王の時代)の出番なく、簡単にケリがついてしまう為、あまり学ぶことができなかったかと思います。実際には、帝王の時代までもつれこんだ際に、勝負を決定づける為の非常に重要なユニットであり、いかに強固な城と言えども、遠投投石機の前には為す術もありません。

生産時には梱包状態で登場し、目標を定めると最大射程地点まで歩み寄った後、一定時間をかけて組み立てを行います。その後、建物に大ダメージを与える強力な投石をお見舞いすることとなります。目標物が破壊されると、最も近くの建物から順に破壊し始めます。対象を建物ではなくユニットに指定することもできますが、命中率が建物と比較して非常に低いので注意しましょう。

チュートリアルの説明通り、運用には組立と梱包を繰り返す必要があり、不用意に敵陣に持っていくと身動きが取れずに破壊されてしまう可能性があります。全ユニットの中でも相当高価な部類に入るので、1体の破壊が戦局を左右しかねません。

本攻略の別回答:爆破工作兵

爆破工作兵

このチュートリアルは爆破工作兵を使うと、敵陣の門を簡単に突破できます。城主の時代では破城槌をも凌ぐ破壊力を見せます。

ただし、単発な上に城からしか生産できないことがネックなので、運用する状況はかなり特殊です。今回のように、城を破壊する担当(ウォーレス軍)が別で控えていないと、文字通り風穴を空けるだけに留まってしまいます。正面突破から続けて進軍することを考えるなら、基本的には破城槌の方が安定するでしょう。

爆破工作兵の詳細は爆破工作兵の解説ページをご確認下さい。

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