ラジオ第22回「大会開催記念もり(Forest Nothing)特集回」

概要

放送次第

2018/10/08~2018/11/16の間に行われた第1回mori王決定戦の開催を記念して、もり(Forest Nothing)マップに関する特集を組みました。放送内冒頭でもお伝えしている通り、過去に僕のTwitter上で放送内容を決めてもらうアンケートを取った際に落選した項目でしたが、忙しくて放送ネタが作れなかったので大会をより盛り上げる為に今回放送することにしました。

もりとは

英語表記でForest Nothingと言われるくらいに認知度は世界的にあるマップですが、どんな経緯で国内で「もり」と呼ばれるようになったかは定かではありません。オリジナル版(AoC)の頃から一部ユーザーの間で趣味の範囲で興じられていた部分がありましたが、拡張版の仕様で改良投石機でも森が焼けるようになったことを受けて、よりスピーディかつ競技性のあるマップに昇格したと思っています。

この機会に基本情報などを作成しようと思いましたが、アラビアなどのスタンダードマップと比較してやはり奇抜さがあることは否めないので、今回は割愛します。参考になる攻略情報を下記に掲載しておきます。

余談:市場の資源売買

市場の資源売買

参考サイト:Age of Empires Series Wiki : Market

市場で食料や木を金に替える、またはその逆を行う際に関わってくる要素として、

があります。これらの数値を元に現在の取引額が画面上に反映されます。初期手数料の30%という数値から見ても分かる通り、理想は市場を使わず完璧な資源バランスに取り組んだほうが効率的です。ただ、それと平行として戦闘も行わなければいけない以上、操作量の観点から市場に頼る場面は少なくないです。使い過ぎは当然良くないですが、使う時は明確な目的を持って思い切って利用した方が良いでしょう。考え方としては、手数料で引かれる資源を投資してそれ以上の戦果ないしは内政拡大を得られるなら迷わず利用するべきです。

余談:市場にまつわるバグ話

2018/12時点で確認されているバグが2つあります。

Voobly版とSteam版で取引額の変動値が異なる

取引額の変動値が違う

海外のWiki情報はVoobly版と合致しているので、おそらくVoobly版の方が正しいです。Steam版はこの取引額の変動値が通常の1.5倍かかるので、後から市場を利用するプレイヤーに与える影響がより大きくなっています。極論、市場を利用しなければ影響のない話ですし、それが与える影響は微量ですので、ゲームバランスに多大な影響を及ぼしているとは言い難いです。ただ、Steam版に慣れてからVoobly版に行くと違和感を覚えるかもしれません。具体的には、Voobly版の方がより積極的に市場利用をする光景があったり、市場利用による金の獲得量が大きくなったりすることです。

取引額が表向き底値でも、内部的にはマイナス値まで進む

取引額リセットバグ

Voobly版の取引額変動値でお話します。資源の売却値が底値になるのは売却回数が40回になった時ですが、それ以降売却回数が増えても表向きは底値以下にはなりません。しかし、内部的に売却回数は41回以降も計算されます。しかも、底値から資源を買い戻す際、なぜか内部的な売却回数を無視して底値に到達した直後の取引回数から取引額が変動していきます。つまり、

と取引回数は変動するのです。ここで発生するバグが、表向きの取引回数に関わらず、内部的に取引回数が0になった瞬間、表向きの取引回数も強制的に0になるというバグです。放送内では取引額リセットバグと呼称をつけています。このバグにより、例えば食料の購入額が300や400と上がっていったとしても、あるタイミングを境にいきなり130(初期手数料30%計算)に戻るのです。なお、このバグはVoobly版、Steam版のどちらでも発生します。実際の大会でもこのバグが発生したことがあります(参考:僕のTwitter)。開発側がこのバグを認知しているかは不明です。

余談:改良投石機の焼き仕様

改良投石機の焼き仕様

断っておくと、改良投石機も破城投石機も焼く範囲にほぼ変わりはありません。攻撃力に違いがあり、さらに木々一つ一つにHPが設定されている為、範囲攻撃によるダメージの(元の攻撃力からの)減衰量で焼き範囲が変わります。したがって、シナリオエディタで改良投石機の攻撃力を高くすると、最終的には破城投石機と焼き範囲は同等となります。

基本的に、改良投石機は狙った所+隣接する5マスが焼けます。つまり、

        ◯△●●△
 焼き方向 → ◯▲●狙▲
        ◯△●●△

という位置関係で●の部分が焼け、▲の部分がダメージの振れ幅次第でたまに焼けます。また、△には微小ながらダメージが入ります。

この仕様により、一度に沢山の改良投石機で同じ箇所を狙うと、△の部分にもダメージが重なり、台数次第で1回で焼けるようになります。この仕組みを知っていたからといって、もりの焼きが捗るとは正直言い難いですが、改良投石機の焼きづらさにはこういう仕様があるとだけ把握しておいて損はないでしょう。

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