ビザンティン
いわゆる初心者向け仕様がいっぱい。しかし、その裏で超重要ユニットの存在。
内政(前半) | E | |
---|---|---|
内政(後半) | D | |
陸軍力 | B | |
海軍力 | B | |
初心者向け | A |
研究可能テクノロジー一覧(クリックで展開)
暗黒 | 領主 | 城主 | 帝王 | 領主 | 城主 | 帝王 | ||||
チームボーナス
聖職者の治療速度+50%
通常、聖職者は1~2ずつ回復させていきますが、これが2~3ずつになります。聖職者の数が多ければ、その効果がより実感できるようになるかと思います。ボーナスとして受けてもなかなか意識して活用しづらい内容ですが…、頑張って運用できればと思います。
なお、スペインの宣教師には効果がありません。
ユニークボーナス
建物のHPが時代毎に増加(暗黒+10%、領主+20%、城主+30%、帝王+40%)
城を例にとると、建物HP関連テクノロジーがフルアップするフランクでもHPは最大7028ですが、それがHP8131まで上がります。他の建物も他文明に比べて相当HPが増えて安心できます。帝王で遠投投石器や改良強化破城槌を出されたときに、なかなか抵抗してくれて効果を実感できるでしょう。代わりに、学問所のテクノロジー「石工技術」「建築学」が研究できないので、建物の防御力を底上げすることができません。対歩兵の場合、建物のHPが高くてもあっという間に削られかねないので注意しましょう。
余談ですが、基本HPが高い関係で修繕HP量も増加します。こんなところも初心者向けの仕様と言えるでしょう。
らくだ騎兵、散兵、槍兵の生産コスト-25%
通常文明 | |
35 | 25 |
ビザンティン | |
26 | 19 |
通常文明 | |
25 | 35 |
ビザンティン | |
19 | 26 |
通常文明 | |
55 | 60 |
ビザンティン | |
41 | 45 |
ビザンティンの代名詞的ボーナスです。キーユニットというわけではないですが、これらを出すからには是が非でも相手の攻めを防いでチャンスを伺いたいものです。ムダ死にさえしなければ相手が攻めあぐねる事は間違いないので、まずはこの文明で帝王に行くまでの流れというのを掴んで上達していきたいです。
火炎船の攻撃力+20%
火炎ガレー船の登場で、一際注目を浴びるようになったボーナスです。ビザンティンに内政ボーナスはありませんが、同数の火炎ガレー船の勝負なら確実に勝てるので初心者でも海戦で競りやすくなります。逆に、ビザンティンの火炎ガレー船を相手にするときは、ぶつける前に文明と数をしっかり確認しておく必要があるでしょう。
数が多くなれば、港を破壊する際にも地味ながら有効に働くので、狙って破壊するなら頭に入れておきましょう。
※実際には攻撃力ではなく、攻撃速度が向上しています。そして、変化しているのは「1回ごとの攻撃間隔-20%」なので、実際には「火炎船の攻撃速度+25%」が正しいです。
見張りのコスト0
通常文明 |
75 |
ビザンティン |
0 |
コスト的には可愛いモノですが、町の中心のテクノロジーがゆえに農民生産を優先してしまって忘れ去られがちです。しかし、前衛の領主戦においては敵の弓などを事前察知する可能性が大幅に上昇するので、見張り自体はとても重要なテクノロジーです。内政が強くなるわけではないですが、自動で研究されるというだけでとても嬉しいものがあります。
帝王の時代に進化するコスト-33%
通常文明 | |
1000 | 800 |
ビザンティン | |
667 | 536 |
イタリアでもそうですが、内政が死んでいようが死んでいまいがどんな状況においてもこの効果が働くという事は、汎用性が非常に高いという所を押さえておきたいです。
一番の有効手は前衛時にとにかく帝王進化を早める事。合わせて城建設が早ければ間違いなく相手を出し抜く事が出来るようになるでしょう。遠投投石器で攻め立てる際の防衛はもちろんビザンティンの十八番、安物ユニットです。
ユニークユニット
カタフラクト
生産コスト | |
70 | 75 |
HP | 110 |
---|---|
攻撃力 | 9 |
物防/射防 | 2/1 |
アップグレードコスト | |
1600 | 800 |
HP | 150 |
---|---|
攻撃力 | 12 |
物防/射防 | 2/1 |
最終ステータス | |
(ユニテク等適用済) | |
HP | 150 |
---|---|
攻撃力 | 14 |
物防/射防 | 5/5 |
防御属性
- 騎兵
- +12(+16)
- ユニークユニット
- +0(+0)
攻撃属性
- 歩兵
- +9(+12)
- コンドッティエーレ
- +9(+10)
※括弧内はエリート時の数値
歩兵に強い騎兵ユニット
このユニットほど万能ユニットという名がふさわしいユニットはいないでしょう。攻撃面で得をするのは数値上歩兵相手だけですが、防御面においては馬用で受けるボーナスダメージを削減する性能を持ち合わせています。おかげで近接戦闘の耐久力は申し分ないので、あらゆる場面において戦況に大きな影響をもたらすことが出来るでしょう。反面、射程系ユニットからは通常の騎兵より被るダメージが大きいです。ボーナス等で底上げされた精鋭散兵相手ですら苦戦を強いられる場合があるので注意しましょう。
他にも、能力の高さゆえか、アップグレードコスト等が非常に高価なのもツラいところです。初心者がこれをスムーズに運用するのは至難の業でしょう。逆に使いこなせるのなら初級者どころか上級者の仲間入りです。
ユニークテクノロジー
ギリシャ火薬
研究コスト | |
250 | 300 |
- 研究時代
- 城主の時代
- 研究効果
- 火炎船の射程+1
通常文明(フルスペック) | |
HP | 140 |
---|---|
攻撃力 | 3 |
物防/射防 | 0/9 |
射程 | 2 |
ビザンティン | |
HP | 140 |
---|---|
攻撃力 | 3 |
物防/射防 | 0/9 |
射程 | 3 |
若干牽制力が上がる程度の印象で、そこまで飛び抜けて役立つテクノロジーとは言い難いです。沿岸を制圧した後の、端にある相手の建物にわずかながら届きやすいというところで恩恵を感じることができるかもしれません。
兵站学
研究コスト | |
1000 | 600 |
- 研究時代
- 帝王の時代
- 研究効果
- カタフラクトが範囲攻撃を持つようになり、歩兵に対して攻撃力+6
カタフラクト最強伝説を支えるテクノロジーです。
カタフラクトの攻撃中、周りのユニットにも防御無視で5ダメージを与える事が出来ます。近接勝負になった時は数さえしっかり確保していれば、このボーナスのおかげで殴り合いで負ける事はほとんどないというレベルになりそうです。極め付けは対矛で、30くらいの軍勢なら10体のカタフラクトだけで蹴散らせてしまう恐ろしいスペックを兼ね備えることになります。
ここまでテクノロジーがアップできたら、もう後は各所出向いて劣勢の戦況を全て跳ね返していきましょう。
前衛考察
オススメ度 | |
槍散兵 | 5 |
---|---|
弓 | 2 |
槍散兵
ビザンティンと言えば槍散兵でしょう。格安のコストで出せるので使わない手はありません。連続生産自体はどの文明もやろうと思えばできるので、浮いた資源でプラスアルファの戦略を考えて行動することが重要でしょう。城主を急いでしまうのが一番良いと思います。あるいは、石を多めに掘っておき、領主で塔を使うか城主で城をすぐに建てにいっても良いでしょう。
弓
帝王まで見据えると弓はフルアップしますが、いかんせん内政ボーナスのないビザンティンにとっては、あまり良い展開にはならないでしょう。槍散兵で優勢に立ってから使うのであればまだ良いですが、いきなり弓を使うのは考えものです。弓単で振る舞わずに散兵もしっかり混ぜて応戦していきましょう。
後衛考察
オススメ度 | |
即騎士 | 3 |
---|---|
らくだ早め帝王 | 3 |
斥候 | 2 |
即騎士
内政ボーナスがないので即騎士は正直厳しいです。とっさの防衛に安いらくだが使えるので対応力はありますが、帝王に入っても高温溶鉱炉がないので破壊力に欠けます。城主だけで制圧を試みるのは至極困難な話なので、帝王進化コスト削減ボーナスを上手く使って帝王重騎士(鎧3付)を早く使ってあげたいです。
らくだ早め帝王
城主の騎士があまり強くないのを見越して、始めから帝王で戦うことを前提に立ち回る戦術です。城主中の敵騎士は基本少数のらくだでしのぎます。30分前後の帝王インを目指し、敵にぶつける騎士は始めから重騎士という勢いでゲームを進めます。味方が劣勢の時、特に敵の石弓が猛威をふるっていると極端に厳しくなるので、ケースバイケースで上手に立ち回る必要があります。やや上級者向けの戦術です。
斥候
味方への援護がほぼなしでは困る展開で、領主斥候が一応選択肢として選ばれます。城主に入ってからは「らくだ早め帝王」と同じような流れになります。
帝王考察
優勢
だいたいの兵種は出せるので対応力が良いです。カタフラクトが仕上がれば、滅多なことでは進軍が止まらないです。ビザンティンで進軍が止まって負けるようなことがあれば、味方も含めて兵種の再考の余地ありです。
劣勢
資源さえもらえれば槍散兵の数を潤沢に出せますが、所詮槍散兵なので、味方の必要な兵を見極めてそこに金を割きましょう。味方に砲台がなければ砲台もぜひ。
総括
敵の攻撃に柔軟に耐え得る能力を数多く持ち合わせてはいますが、押し返す勢いがあるほどではないのもまた事実です。運用コストの非常に高いカタフラクトをどのタイミングで投入するかが非常に重要です。安物ユニットのコスト削減ボーナスで浮いた資源を上手に内政力に転換していくことができれば、相手にとって苦しい時間帯にカタフラクトの投入が間に合うことでしょう。自分は負けないけどチームが負けてしまうゲームが多くなってしまいがちなビザンティンですが、投入すべきユニットを間違えないこと、そしてカタフラクトを活躍させることを考えていけば勝てるチャンスがあるかもしれません。
忘れがちですが、帝王進化コストが安いことを意識すれば、他文明にはない展開を見せることもできたりします。普通ならありえない時間で重石弓を運用するなど、ビザンティンならではの早め帝王戦術を磨いてみると面白いでしょう。