ラジオ第19回「ブランクあっても強い人は強いのはなんでなんだぜ回」

概要

放送次第

長くコミュニティに在籍している中で、ふと過去の上級者が何年ぶりかにまたプレイしに戻ってきたという話は往々にしてあるかと思います。ただ、久しぶりにプレイしているはずなのに、いざ手合わせしてみると、段々と点差が離されていって気がついたら圧倒的に負けてしまう、そんなパターンも散見されます。

そんな話を参考に、AoE2のプレイが上達するには何がミソなのかということを追求したお話になります。自分で言うのもなんですが、放送してみてあらためてAoE2は「コレ」が大事なんだなと思いました。上達したいけど伸び悩んでいる人の参考になれば幸いです。

茶番

なお、茶番はなかったことにしてください。

「内政力」でブランクなんのその

内政力でブランクなんのその

いきなり答え合わせですが、ズバリ秘訣は「内政力」です。しかも、この内政力は一定の知識があればそこまで難しくない操作で実現可能だというところがポイントです。ですので、ブランクがあっても上級者が内政の根幹を成す所(大まかな手順)を忘れてさえいなければ、操作が鈍っていても過去の実力をある程度再現することが可能となります。

極端な話、内政力が上回っていれば相手より時代進化が先行でき、軍隊の質も量も相手より優れたものとなります。もちろん、その過程で生産した軍隊を使って、相手の内政拡大をジャマするのもAoE2の駆け引きの要素ですが、その分を加味しても内政に集中した方がいい場合もあります。そして、内政力を活かした帝王兵だけでゲームを支配された日には、内政力がどれだけ大事な要素か嫌でも分かることでしょう。

内政の理屈

内政の理屈

では、その内政力は一体どうすれば向上するのか。基本的に、

この3要素だけ意識していれば済むと思っています。①の「農民生産を止めない」という話は今回以外でも随所で口酸っぱく申し上げてますので、語るまでもないと思います。

②町の中心を早く増やす

町の中心を早く増やす

町の中心が増えれば、一度に多くの町の人を生産できるようになるので、領主の時代を比べて爆発的に内政拡大が進んでいきます。ぶっちゃけこの要素も当たり前なことであり、大事なことはそれ以前の城主の時代にできるだけ早く進化することだと思います。この話も別の解説ページで取り上げていますので、ここでは詳細は割愛します。少し考えれば至極当然な話であり、ブランクがあろうが過去の知識をちょっと呼び起こせばすぐに再現可能な話かと思います。

③資源を余らせない

資源を余らせない

②の延長線上にある話ですが、ここはホットキーの操作などが絡む都合、技術の差が多少出る所だとは思います。帝王戦を前提とした内政拡大に主眼を置くのなら、この話もごもっともなところかと思います。

ポイントとなるのは、この話に絡む操作量という話です。ブランクがあれば操作は鈍るので、時間ごとに操作できる量に限界があります。その場合、使える操作量の配分をどうするかという話になると思いますが、ブランクのある上級者勢は内政の大事さを思ってか、内政を整える操作に偏りがちです(だと思います)。しかし、それで勝ててしまうのであれば、戦闘をサボっているというよりはむしろ出来る限りの操作で最大限効率よくプレイしていると言えるでしょう。

補足

補足

実際、理屈が分かったからといって、誰でもどうとでもなるものではないです。各文明の内政ボーナスも相まって、どのタイミングでどう資源を消費して内政拡大するべきかは状況によって様々です。ある程度応用を効かせられる所もありますが、基本はひたすら反復練習です。実のところ、ブランクのある上級者勢も体に染み付くレベルで練習したからこそ、間を空けてても昔の内政力を再現できているのかなと思います。ただ、言えることは、内政練習は他人が作用するところでもないですし、練習すれば確実に身につけることができる知識です。(実現可能という意味での)限界値こそありますが、内政にまだ改善の余地があると感じている人は練習する価値が十分にあります。

ブランクで失っているもの=伸び代という話

伸び代

ブランクがあろうがなかろうが、その人にとっての内政力は衰えることはないというところまでお話しました。すると、ゲームから離れて減衰したチカラの正体は一体何なんでしょう。全般的には「操作量」という一言で片付けられますが、それが及ぼす範囲を掘り下げると視野の広さというところに行き着くと思っています。そして、操作量が減衰してレートが下がるのならば、操作量(というか視野の広さ)が増加してレートが上がるという理屈があるのではないでしょうか、という話です。

視野を広く

では、なぜブランクがあると視野が狭まるかという話ですが、前述通り限られた操作量の大半を内政に注ぐ為だと思っています。即ち、内政以外に操作量を注げるようになれば視野が広がると言えます。この辺りの個人的な一つの解答は、内政を感覚でこなせるようにする必要があると思っています。

ブランクがある場合、内政操作を知っていると言っても、ある程度資源値を確かめながら操作しないと難しいと思います。すると、目線が全体的な映像としてでなく、数値といった局所的な要素にばかり目が行きがちです。これでは視野を広げようにも広げられないでしょう。その改善の一手として、時間経過の感覚程度でもタイミングよく資源消化ができるように内政操作をこなすがポイントなのかなと思っています。この感覚は、ちょうど暗黒の時代最序盤の「町の人の生産25秒の間に探索やら何やら色々操作する」ことと似ています。ゲーム数を重ねたプレイヤーなら、町の人の生産25秒という感覚はなんとなく体に染み付いているのではないでしょうか。それを城主の時代以降の忙しい内政拡大でも一通りこなそうという話です。

視野を広げるために内政を感覚でこなす、そんな話を実現しようと思ったら、重ね重ねですが反復練習が必要でしょう。見えてくるものが変われば、プランニングもより正しい解答に近づけると思います。「自分の内政はほぼ完成している」と思ってる人も、ここはひとつ、初心に帰りながら内政練習をしてみてはいかがでしょうか。

総括

総括

ブランクのあるプレイヤー(ここでは上級者扱い)を題材に、AoE2の伸び代を探るという変な話で展開してみました。このゲームに限ったことではないですが、過去に夢中になって何度も何度も繰り返しやってきたことは、時間が経っても意外と忘れてないものです。この点から、まさに「練習(努力)はウソつかない」と言えるでしょう。ゲームで練習などということがつまらないと思う人もいるかもしれませんが、AoE2では結果的にゲームを楽しむためのコツとも言えます。時間が空いたと思ったら、テーマを決めて集中的に練習してみると意外な所から成長できるかもしれません。

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