サラセン
帝王にさえ入れば勝ちは見えてくる。逆転の一手はマムルーク。
内政(前半) | D | |
---|---|---|
内政(後半) | D | |
陸軍力 | A | |
海軍力 | B | |
初心者向け | D |
研究可能テクノロジー一覧(クリックで展開)
暗黒 | 領主 | 城主 | 帝王 | 領主 | 城主 | 帝王 | ||||
チームボーナス
歩兵射手の建物に対する攻撃力+2
一見地味なボーナスですが、建物の射程防御は総じて高い傾向にあるので、あって損はないボーナスです。
柵の射程防御は5、家にいたっては7もあるので、通常射手が建物を破壊するということなどゆめゆめ考えもしない事かと思います。しかし、このボーナスは攻撃と防御の計算が終わったあとの数値に最後にプラスされるので、最低でも3ダメージは保証されることになります。柵を割る時にはもちろん割っても良いですし、帝王になれば家くらいは射手で割る事に挑戦しても良いかもしれません。
ただ、ユニテクの乗ったマヤだけは別格です。サラセン付きのマヤなら石壁に対して16という驚異的なダメージが入ります。まるで柵のように石壁を貫きます。
ユニークボーナス
市場での取引手数料5%
売却初期値 | ||
70 | 70 | 91 |
サラセン | ||
91 | 91 | 123 |
売却最安値 | ||
14 | 14 | 14 |
サラセン | ||
19 | 19 | 19 |
購入初期値 | ||
130 | 130 | 169 |
サラセン | ||
105 | 105 | 136 |
購入最安値 | ||
26 | 26 | 26 |
サラセン | ||
25 | 25 | 25 |
通常の文明の手数料は30%なので相当の差です。売り買いどちらにおいてもその利便性をいかんなく発揮してくれます。最安値で売ったとしても多少の金を稼げるという点や、領主の時代で資源ロスをあまり気にすることなく資源調整が出来るという点が主に評価できる点です。前衛時、城主進化を目指す為に市場を活用しない手はないです。
市場の木コスト-75
通常文明 |
175 |
サラセン |
100 |
畑2枚分のコストよりも安くなるという点は大いに評価できます。操作が間に合わずに木が溜まってしまった時には、迷わず市場を建設しましょう。他の文明よりも早く建てる理由があるということで、誰よりも早く手がつけられていない資源調整に入る事が出来るので、ロスを最小限に抑える事ができるようになります。
この市場関連ボーナスを内政ボーナスと捉えるかどうかが重要でしょう。かつては初心者向けではないと言われたサラセンも、市場活用でむしろ初心者向けとも言えるのではないでしょうか。
輸送船のHP2倍、輸送量2倍
通常文明 | |
HP | 100 |
---|
サラセン | |
HP | 200 |
---|
説明書きでは輸送量2倍と書いてありますが、テクノロジーで増強される輸送量までは倍化しません。ですので、輸送量+5と言った方が正しいです。輸送量は最大値で25になります。
輸送船はガレー船から8ダメージを受けます。5隻のガレー船に見つかったら3発で沈んでしまいますが、サラセンなら5発まで耐えられるという計算になります。輸送できれば輸送船の仕事は終わりなので、とにかく対岸へ繋ぐことだけを意識すれば頼もしいボーナスと言えるでしょう。
ガレー船の攻撃速度+20%
拡張版で火炎ガレー船が登場してからは、あまり出番がなくなってしまった効果に思えますが、数が貯まったときの威力は申し分ないです。放っておけば沿岸の建物を破壊するのはワケないくらいに強いです。チャンスがあれば生産してみるのも悪くないでしょう。
※正しくは「1回ごとの発射間隔が20%早くなる。発射間隔-20%。」です。ですので、発射速度は+25%となります。
弓騎兵の建物に対する攻撃力+4
地味という以前に、果たしてサラセンが弓騎兵を運用するかどうかという議論が先ですかね…。
このボーナス自体は相当強いです。弓騎兵は同じ相手を狙い続けるだけなら発射速度は優秀なので、建物が早く割れることを大いに実感できると思います。交易ルートを襲う道中で建物壁に阻まれていた場合、石壁でないところを見つけたらそこを積極的に突いて正面突破を図ってしまいたい所です。
近年、このボーナスをしっかり活かしたゲームを見た事がありません…。がっくし。
ユニークユニット
マムルーク
生産コスト | |
55 | 85 |
HP | 65 |
---|---|
攻撃力 | 8 |
物防/射防 | 0/0 |
射程 | 3 |
アップグレードコスト | |
600 | 500 |
HP | 80 |
---|---|
攻撃力 | 10 |
物防/射防 | 1/0 |
射程 | 3 |
最終ステータス | |
(ユニテク等適用済) | |
HP | 130 |
---|---|
攻撃力 | 14 |
物防/射防 | 4/4 |
射程 | 3 |
防御属性
- 弓兵
- +0(+0)
- 騎兵
- +11(+11)
- らくだ
- +0(+0)
- ユニークユニット
- +0(+0)
攻撃属性
- 騎兵
- +9(+12)
※括弧内はエリート時の数値
射程を持ったらくだ騎兵ユニット
普通のらくだと違い、帝王までいけば耐久力も高くなるので、あらゆる場面でその強さをいかんなく発揮してくれます。対馬にはもちろん、射程を活かしての近接戦では各ユニットがしっかり攻撃に参加できるのでダメージ量も通常より多くなります。
マムルークで打破できる戦局はかなり多く、劣勢な局面でいかにマムルークを投入できるかが勝敗を分けるポイントとなるでしょう。生産コストを含めてのコスト面だけが問題ですが、始めからマムルークを運用することを考えたプランを取っても良いくらいのポテンシャルを秘めています。逆に、相手にする側はそういう相手の心理を先読みして行動したいものです。
細かいところですが、アップグレードコストが格安なのも非常に大きいです。まずはエリート化だけでも早期に済ませる事で帝王序盤で騎士に対して優位に立ち易いでしょう。
防御属性がかなり特殊なので注意が必要です。騎兵、らくだ、弓の弱点を全て受けるので、特に矛槍からは甚大なダメージをもらってしまいます。
2018/09/07 Ver5.8アップデートで矛槍兵からのダメージが5少なくなりました。
ユニークテクノロジー
マドラサ
研究コスト | |
200 | 100 |
- 研究時代
- 城主の時代
- 研究効果
- 聖職者が倒された時に、33%のコストが戻る
小数点以下も計算されるので、3人やられた場合は金100が戻ってきます。すなわち、3人以上の聖職者を運用したときには金の元はとれるということになります。金が返ってくるタイミングに若干ラグがある事だけ覚えておきましょう(右の画像でいうところの、視界が消えた後)。即マムルークなんてムチャな事をしたときには城主から運用しても良いかもしれません。帝王以降になるとマムルークと聖職者の相性はそこまで良いとは言えないので、活用する機会は少ないでしょう。
なお、自分で聖職者をDELっても金は返ってきます。
狂信
研究コスト | |
750 | 800 |
- 研究時代
- 帝王の時代
- 研究効果
- らくだ騎兵、マムルークのHP+30
通常文明(フルスペック) | |
HP | 140 |
---|---|
攻撃力 | 11 |
物防/射防 | 3/4 |
サラセン | |
HP | 170 |
---|---|
攻撃力 | 11 |
物防/射防 | 3/4 |
高額なコストに見合うだけの能力はあります。優先順位はユニットのアップグレードが先ですが、このテクノロジーが研究できれば対射手系についても強引な運用ができるようになります。
大多数の人にとってマムルークの為にあるようなテクノロジーですが、重装らくだの事もたまには思いだしてあげて下さい。
前衛考察
オススメ度 | |
弓市場 | 5 |
---|---|
民兵 | 3 |
弓市場
「市場が木100で建てられる」+「取引手数料5%」というボーナスをふんだんに活かします。畑を張る為の木を取りに行くくらいなら金をひたすら掘り、肉を買ったり石を売ったりして進化します。目標は20分城主インです。普通の弓の城主インが24分、早くても22分なのでずいぶん早くなります。その分、城主初期の内政は厳しくなるので、是が非でも城主初弾の石弓で戦果を得たいです。
民兵
サラセンは市場が建つまでは最弱の内政力となってしまうので、民兵もそれにつられて強くない戦術と言わざるを得ないですが…。領主に上がってからの敵戦術への対応については、市場を活用して最高効率の内政を組み立てたいです。民兵の操作が忙しくて内政バランスが崩れたとしても、市場で簡単に調整ができるところはサラセンの強みと言えるでしょう。
後衛考察
オススメ度 | |
即騎士 | 3 |
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斥候 | 2 |
即マムルーク | 1 |
即騎士
オリジナル版(AoC)の時代は弱小の即騎士と言われてましたが、拡張版では城主用の建物で市場を建てるのが定石となった都合、そこそこいい感じの内政となります。らくだもあるので対応力に優れています。ただ、市場調整は内政力の底上げという言い方にはならないので、本気の騎士文明を前にするとやや劣るところが出てきてしまいます。
斥候
序盤は斥候が生産しづらいので厳しいかもしれませんが、早めに市場を建てたり資源調整を駆使すれば城主以降で挽回できる可能性があるかもしれません。それでも内政ボーナスがある文明に比べれば追いすがるだけでやっとなので、帝王までなんとか持ちこたえたいです。
即マムルーク
相手が騎士ならハマるかもしれませんが、合わせで石弓を相手にしたりすると弱さばかりが目立ちます…。荒らし性能は騎士よりはやりやすいかもしれませんが、その荒らしが決まらないと味方殺しになりかねません。上手く城主を立ち回って早めに帝王に入ることができたならば、格安のアップグレードでエリート化することによってチャンスが生まれるでしょう。
帝王考察
優勢
マムルークと破城投石でどんどん突き進めます。マムルークのコストが重く、寄せすぎると消耗次第では補充が大変なのでそこだけ注意が必要です。
劣勢
矛がないので相手の馬が強いときはマムルークを出すことを考える必要があるでしょう。破城投石器とハサーでも十分いい援護になるので、味方と相談して必要な兵種を選びましょう。
総括
帝王まで到達すれば、全文明屈指の軍隊力を誇ります。主軸は当然マムルーク、ほとんどのユニットを蹴散らしてくれます。マムルークが押さえられたとしても、破城投石器や火薬を揃えているので、付け入るスキがほぼ見当たりません。内政力自体は全時代を通してそこまで高くはないので、帝王までは負けない立ち回りをして上手くしのいでいきたいところです。