ラジオ第21回「AoE2が流行らない理由を探る回」

概要

放送次第

「AoE2を流行らせたい」と思って活動をしても、なかなか周囲に思いが届かない。これは同様の活動をしている人なら嫌でも痛感する話かと思います。逆に、なぜ流行らないのかと、客観的にAoE2のマイナス面を考えてみると、2つの項目が浮かび上がってきます。

放送ではこの2点を具体的に掘り下げて「AoE2が流行らない理由」として特集を組んでみました。余談ですが、後のラジオ第24回の宣伝映像は、この項目を意識して簡潔にまとまるよう作成していました。

RTSゲームというジャンルの認知度

RTSゲーム?

最近のゲームでリアルタイムストラテジーというジャンルがわりと珍しいジャンルになりつつあるようで、特に若い世代を中心にイメージしづらい傾向にあるようです。ですので、AoE2のゲーム性を語る以前に、RTSゲームの醍醐味を伝える所から始めなければなりません。

「戦略」という文言が絡む以上、ゲームの仕様であったりユニットごとの特性を把握することはもちろん、操作性といった基本的な所からの解説も必要な場合さえあります。要は、(画像付きの)ストレートな短文でAoE2の魅力を語りづらいところが、そのまま訴求の難しさへと繋がっています。AoE2のPR活動をしている人らは、このことにものすごく頭を悩ませていることでしょう。実際、僕もこういう宣伝活動を通して初めて痛感したことも沢山あります。

見た目で訴求

どのゲームもそうでしょうけど、文字や言葉だけではゲームそのものを紹介することには限界があります。ですので、必ず画像ないしはゲーム映像を添えるわけですが、そこでゲーム性を一発で訴求できるような部分を上手くピックアップする必要があります。正直、1枚絵を見せた時点で受け入れられなかったらそれはもう仕方のないことです。万人の価値観にマッチするのは非常に困難ですから、ある程度ターゲットを絞って訴求するといい感じに仕上がるでしょう。

AoE2の映像(配信・動画)を探してみる

AoE2動画は探しづらい

AoE2を訴求するにあたって映像が不可欠と話しましたが、実際にその映像を見たいと思った時、どれが適切な動画か分かりづらいものです。もっと言うと、(国内に限って言えば)投稿動画数がそもそも少ないですし、知名度の高いプレイヤーの動画がどれかというのも分かりづらいです。

知名度がどうこういう話はすぐに改善できるものでもないので、まずは各人がひたすら動画や配信の露出を増やして、未経験者が目にする機会を少しでも増やすべきでしょう。個人的には、そこに上手い下手は関係ないと思っています。AoE2のような(たぶん)マイナーなゲームは周りの人気ゲームに埋もれないようにするためには、内容も大事でしょうが単純な露出数を増やすことが不可欠です。でないと、ぱっと見で盛り上がっているゲームなのかどうかも分かりづらくなります。この辺りは、TheViperを始めとした海外勢がYouTubeやTwitchで数多く活動していることが効果的に働いていると感じています。

数多くの動画が生まれれば、そのどれかは「他人に勧めたくなるような動画」が出てくるものです。それがSNS上でひとたび拡散されればすぐに知名度は高まると思っています。もちろん、そのようなことがいつ起きるかなんてのは全くわかりませんが、少なくとも露出がなければ絶対に起こりえません。AoE2に陽の目を見る機会を与えたいと思っている方はこの辺りをぜひ意識してみて下さい。

一発で刺さるフレーズを仕込んでおく

一発でささるフレーズ

「AoE2は面白い」ということについて、漠然としたイメージのままでいる人は、AoE2の訴求ポイントをいくつか並べる機会を作ってみてはいかがでしょうか。その中でどれか1つでいいので「未経験者に一発で刺さるフレーズ」があれば、大袈裟ですがそれはAoE2界にとって強力な武器となります。例えば、そのフレーズを中心に配信で楽しさを訴求し続けていれば、未経験者に少しずつでも伝わっていくのではないかと思います。

僕は常々、AoE2の魅力を語る際に「囲碁や将棋のような読み合い、戦略性がある」というたとえをします。囲碁や将棋はその点だけであれほどの競技人口を獲得しているのですから、AoE2が持つプラスアルファの点をさらに訴求すれば、刺さる人には刺さると思っています。ゲーム性として分かりづらいところを、他の競技にたとえて話すことで、未経験者は他の競技と比較してイメージしやすくなるでしょう。

総括というか余談というか

総括というか余談というか

AoE2が流行らないということに嘆いている人は、まずは誰かの目線に立ってみてAoE2を客観的に分析してみることから始めてみると良いでしょう。一口に未経験者と言っても、RPGばかりプレイしている人もいればFPSのような対戦ゲームに熱中している人もいるでしょう。そういった人らに訴求するべきポイントは色々変わってきます。すると、必然的に沢山の訴求数が必要でしょう。即ち、前述通りゲーム配信をしたり動画を投稿するなど露出数を増やす必要が出てくるわけです。

実際、流行らないという点について、知名度としての問題ではなく、プレイ人口が定着しないという問題もあるかもしれません。今回の放送ではその側面については触れてなかったので、また別の機会でお伝えすることにします。

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