進化タイム追求論中国版

別記事(進化タイム追求論)の中国のみを取り扱っています。内政の組み立て方が他文明と全く違うので、追いかけるタイムもまた別枠となります。

内容が別記事と重複する点が多々あり、その多くは割愛しています。先に別記事に目を通してもらえれば幸いです。

序論

理想の進化タイム中国版

ここでいう理想とは、「1匹目の羊が最短時間で町の中心の中に移動し、そのタイミングで羊肉の回収が始まる」ことを指します。

思考錯誤の結果、おそらく以下の時間が理想タイムかと思います。なお、マルチプレイヤーゲーム時のラグを考慮しています。

別記事と同じく、初期斥候込の人数です。
ここで1つ抜粋してみます。23人:9分45秒という時間について見ると、他文明の21人:9分50秒と同じラインと捉えることで、中国の理想タイムは他文明よりもほぼ2人人口を多くしながら同タイムで上がれるという計算になります。

今回は、このタイムを達成する為の注意点と、簡単ながら実戦向けの戦術をいくつか紹介していきます。

最序盤

開始直後

こんな感じでスタートしたとします。

中国開始直後

ここからやるべきことは、

といった感じです。1個ずつ見ていきます。

(1)羊を町の中心に移動させる

羊を町の中心へ移動

これは画像だけ見れば把握できるかと思います。ラグ硬直が終わるとと同時に羊が動いていてほしいものです。

細かく掘り下げると、1匹目の羊の初期配置と町の中心の間の距離はそのまま最終的な進化タイムに影響します。遠ければ遠いほど進化は自動的に遅くなりますし、開始直後に羊が所有状態になっていない場合も遅くなってしまいます。この辺はだいぶ運の要素が強く、プレイヤースキルでどうにかなるってものではないですが、中国の進化についてはこの要素の影響力は他文明と比較にならないくらい大きいということだけはおさえておきましょう。

(2)家の建てかけを作る

家の建てかけを作る

なぜ建て切らないかというと、羊の食べ始める時間の方が優先だからです。理想の進化タイムを追い求める為には羊を早く食べ始めなければならないことは前述したとおりです。ですので、羊が中心に移動するまでのわずかな時間でも、先を見据えてやるべきことをやっておきます。

なお、建てる場所もかなり重要です。

以上、鉄則としておさえておきたいです。

(a)は単純に最短距離妨害になるので厳禁というだけです。

(b)は少しでも家の完成度を高めておくためです。完成度が20%くらいまでいけばそれで十分です。

家の建てかけが農民の進路を邪魔する

(c)については右画像を使って解説します。見ても分かる通り、農民が家の建てかけに邪魔をされて回り込むような形になってしまっています。羊が最短距離で町の中心に移動するのと同じく、農民もまた最短距離で町の中心に移動する必要があります。中心回りに畑を張る枚数が減る要因にもなるので、こういった建て方は避けたいところです。

(3)農民を町の中心に寄せる

農民を町の中心に寄せる

羊が到着するまでには寄せておきたいです。

付け加えておくと、羊が寄ってくるまでに立ち木を切って待っておくのはオススメしないです。切った木を回収する為に町の中心に収めるわけですが、駐留して回収すると、次に外に出るときの位置は微妙ながら町の中心にいるであろう羊から離れてしまいますし、直接格納させると今度は羊の最短距離を邪魔するおそれがあるからです。この辺の微妙な資源量の差は、進化タイム優先でいくことで後々取り返せるものだと認識しています。

最序盤まとめ

以上の流れを1つにまとめるとこんな感じになります。

最序盤の流れまとめ

なお、機織の研究は羊を食べ始めてからでも間に合うので、この流れの操作を最優先していきましょう。

イノシシを食べるまで

7人目の農民生産予約

つまり、最初の農民生産予約のことです。理想は、6人の羊農民が所有する肉が50になった瞬間に屈伸作業を行って生産予約を入れるべきですが、個人的には各羊農民が肉10ずつ溜まった時点で返す肉の合計が50になってから生産予約を入れてもいいと思っています。要は、最初だけ屈伸作業をしないということです。ラグの影響で屈伸が思うようにいかなかったり、屈伸してみたものの肉49で返してしまったなどという事故を起こすよりはマシだと考えています。実際、ここでタイミング良く屈伸作業が成功したとしても、次の屈伸作業もまたタイミング良く屈伸作業をしなければなりません。筆者としても敷居が高すぎる作業だと思うので、リスク回避の為に屈伸作業は控えておきましょう。

7人目の農民の仕事割り当て

羊です。これで7人で羊を食べることになります。少し解説すると、6人で羊を食べる作業を25秒間行うと、6×25×0.3(羊肉回収速度)=45となり、次の農民生産までに肉50を貯められない計算になります。7人で羊を食べるとこの値が53となるので、次の農民生産までに間に合うようになります。

なお、ここで「現在人口/人口上限」=「8/10」になっていますが、この時点では家を建てに行きません。解説は後ほど。

8人目以降の農民生産予約

その時点での農民生産ゲージが85%を超えたあたりで屈伸作業をすれば、問題なく肉50を確保できるはずです。7人目の農民生産予約を屈伸作業して行った場合はこの限りではありません。

8人目の農民の仕事割り当て

建てかけの家を建てに行きます。1人で家を建てると25秒かかりますが、最序盤で家を20%でも建てかけておけば20秒で済むようになり、農民1人でも次の農民生産までに家を建て終えることができるようになります。

最序盤で家の建てかけを作る理由、7人目の農民の仕事割り当てを家にしなくてもいい理由はここにあるというわけです。

1匹目のイノシシ引き

順当にいけば、

という流れになるはずです。10人目でイノシシを引きに行く理由は、羊7人で肉を回収していると、農民生産予約を維持するにはかなりギリギリなので、より多くの肉を回収できるイノシシにこのタイミングで移行したいからです。ここまでの羊食いについて、次の羊食いへの移行を手早く行っていれば、1匹目のイノシシが町の中心に誘導される頃には、4匹目の羊が食べ終わる頃か少し早いくらいかと思います。

2匹目のイノシシ引き

さらに続けると、

という流れになるかと思います。いちごについては、12人目ではすぐに粉ひき所は建たないです。13人目の農民がいちごに向かい、先にいちごを食べていた12人目の肉量が10になりそうなくらいでやっと建て始められるといった感じです。

一応言っておくと、この間の農民生産予約はイノ肉をちゃんと屈伸作業で回収できれば維持できるはずです。できない場合があるとすれば、イノシシが町の中心の外に転がってしまったくらいでしょうか。

以降、戦術別で農民の仕事配分は分岐します。

戦術別簡易解説

23人斥候

木こり3人を維持しながらひたすら肉を回収します。いちごは5人まで割り振り、畑を1枚はります。他は全員イノ肉、羊肉の回収です。23人になるころにはなんとか肉500がたまっているでしょう。領主ボタンを押し次第、

のような配分にすれば、領主進化が完了する頃には馬小屋を建てられるでしょう。

25人弓

木こりを4人にして、畑を計2枚にするなどして、やや安定度重視で内政を組み立てていけばいいと思います。23人斥候のように急いでイノ肉等を回収しなくても、2枚目の畑さえ早く貼れば問題なく領主押しできると思います。その後の配分は、

といった感じでいいかと思います。

なお、23人斥候でもそうですが羊が8匹いないと領主押しは相当厳しいです。いきなりハードルを上げた感があるかもしれませんが、それほどに中国が早めに進化することは厳しいのです…。

後衛即城主

今までの流れは、前衛が領主押しを間に合わせる為にやや肉寄りな内政にしてきたので、後衛が即城主(概ね29人~31人押し)をするのであれば、以降は特に苦労することなく領主押しまでいけるはずです。

鹿について

領主進化するだけなら鹿は食べなくても問題ないです。しかし、23人斥候のように極端に羊肉を欲する場合、中心回りの農民が立ち木を切るしか作業がなくなってしまい、その後の微妙な内政配分調整が難しくなってしまいます。

なので、領主押しをしてからでもいいので、鹿を食べることができれば、領主序盤での資源調整はとてもやりやすくなります。特に、これは引き具の研究の可否に繋がる話にもなります。鹿がなくても引き具は研究できるかもしれませんが、相当敷居が高くなります。

食べるときは基本的に斥候で町の中心まで寄せるのが良いです。粉ひき所を増設して鹿を取るのは、木に余裕があまりなさそうなのでお勧めしません。とまぁ、これ以上の話はおそらく記事中難易度が上がりすぎるのでここでは割愛しておきます。

おわりに

実際のところ、他文明より農民数が1人2人多くなったとしても、資源調整がずっと難しいという状況を強いられてしまうので、進化タイムだけが理想だったとしても厳しい状況はずっと続いてしまいます。無論、中国で勝つためにはアドバンテージを確保するための理想的な進化を追求してナンボなので、とにもかくにも綺麗に進化だけはしてしまいたいものです。

理想を追い求めるあまり、敵に天然資源(イノや羊)を取られてしまわないかだけが心配です…。たぶん、この記事の他に、資源を取られてしまったときの対処法も会得しておく必要がありそうです。

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