マレー
歩兵も象も全て使い捨て。
内政(前半) | D | |
---|---|---|
内政(後半) | E | |
陸軍力 | D | |
海軍力 | C | |
初心者向け | E |
研究可能テクノロジー一覧(クリックで展開)
暗黒 | 領主 | 城主 | 帝王 | 領主 | 城主 | 帝王 | ||||
チームボーナス
港の視界+100%
遠くの大きな魚まで含めてかなりの広範囲が見えるようになります。ちょっと漁船で探索すれば見える範囲かもしれないですが、残っていれば城主以降でも沿岸の視界取りにも使えますしわりと便利です。
当然、アラビア系マップでは全く無意味の悲しいボーナスです…。
ユニークボーナス
時代進化速度+80%
通常文明 | |
進化時間 | 130 |
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マレー | |
進化時間 | 78 |
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通常文明 | |
進化時間 | 160 |
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マレー | |
進化時間 | 96 |
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通常文明 | |
進化時間 | 190 |
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マレー | |
進化時間 | 114 |
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文言通り進化時間が80%削減されるわけではなく、計算式的には(100/180)*100=55.5%削減されます。(実測値は60%削減)
領主進化で農民約2人分、城主進化でさらに2.5人分進化時間が削減されます。単純に同進化タイムの他の文明より農民が多くなる計算になりますが、進化直後に内政がその分厚くなったと体感できるものではないです。
むしろ、例えば即騎士をしようとしたとき、他文明と同じタイミングで金農民を割り振ったり戦士小屋を建てに行こうとすると、領主進化が早すぎて次のステップに移行しづらかったりします。最大限このボーナスの恩恵を得るためには、マレー専用の進化オーダーを考えなければならないでしょう。
特に畑を張るタイミングが非常に難しいです。進化直後にノータイムで小屋等を増設しようとしたとき、1枚の畑張りすぎだけで小屋が建てられなかったりします。前衛は1匹くらい鹿寄せするだけでやりやすさがだいぶ変わるので、事前に練習してから臨みましょう。
簗の作成コスト-33%
通常文明 |
100 |
マレー |
67 |
簗が無限に食料を供給する
陸マップでは当然意味のない内政ボーナスですし、海マップでもこの恩恵を得るのは城主以降くらいでしょう。後述の港湾を絡めれば、他文明より簗内政を作りやすいと言えますが、その操作量を別の方向に持っていったほうがいいんじゃないんでしょうか…。
深い森で池を見つけたら一応美味しいです。ためらわずに漁船を浮かべましょう。
バトルエレファントの生産コスト-30%
通常文明 | |
120 | 70 |
マレー | |
84 | 49 |
コストの削減量だけを見たらとんでもない量です。帝王序盤の量産体勢ではかなりありがたいボーナスです。しかし、城主でバトルエレファントを活かそうと思った時、聖職者対策は必須であり、ただそれだけでバトルエレファントの運用を敬遠しがちなところはあります。前衛や後衛直のときに一応頭に入れておいておけば、というくらいです。
ユニークユニット
カランビットウォリア
生産コスト | |
30 | 15 |
HP | 30 |
---|---|
攻撃力 | 6 |
物防/射防 | 0/1 |
アップグレードコスト | |
900 | 600 |
HP | 40 |
---|---|
攻撃力 | 7 |
物防/射防 | 1/1 |
最終ステータス | |
(ユニテク等適用済) | |
HP | 40 |
---|---|
攻撃力 | 11 |
物防/射防 | 4/5 |
防御属性
- 歩兵
- +0(+0)
- ユニークユニット
- +0(+0)
攻撃属性
- イーグルウォリア
- +2(+2)
- 標準建物
- +0(+1)
※括弧内はエリート時の数値
人口0.5人分という画期的な安物ユニット。
単体の性能は貧弱すぎる軍兵系列です。ユニークユニットなので城主以降のユニットとして出るわけですが、こんなステータスでは騎士に全く太刀打ちできません。エリート化したところで、対ユニットの性能はたかが知れており、せいぜい包囲攻撃ユニット壊しに使えるくらいです。
真の性能を発揮するのは内政荒らしです。人口20人分のコスト(40体)で対建物、農民に被害を与えるのは十分であり、不意に食らえばうざったいものです。カランビットウォリアはケルトのウォードレイダー程ではないですが移動速度も早いので、奇襲攻撃に向いていると言えます。
もっとも、エリート化を含めた資源コストに見合っているかと言われると…。そもそもマレー自体、敵陣に風穴を空ける手段に乏しいので、やらざるを得ないかといったところです。
2018/09/07 Ver5.8アップデートで生産コストが増加しました。
ユニークテクノロジー
制海権
研究コスト | |
300 | 300 |
- 研究時代
- 城主の時代
- 研究効果
- 港を港湾にアップグレード
港に攻撃力6、射程7、矢3本の攻撃性能が加わります。矢羽系列の鉄工テクも乗り、陸相手のユニットにも攻撃してくれるので、塔のような存在感を発揮するようになります。文字通り制海権を取り返すキッカケとしては素晴らしい性能です。帝王後半で無風の沿岸にコソコソと港を乱立するだけで敵の陣地を狭めることもできるので、上手く有効活用しましょう。
当然、アラビア系マップでは…。
徴兵制
研究コスト | |
1000 | 600 |
- 研究時代
- 帝王の時代
- 研究効果
- 民兵系統の金コストが不要
通常文明 | |
60 | 20 |
マレー | |
60 | 0 |
微々たる削減量とはいえ、金を一切使わずに垂れ流すことができるようになるので、金のやりくりに困るシチュエーションがあったときには地味に役に立つかも知れません。マレーは近衛剣士までアップグレードしないので、剣士がそんなに強くないのが悲しいところです…。
前衛考察
オススメ度 | |
弓 | 3 |
---|---|
民兵 | 2 |
弓
進化時間が早くなる以外にメリットがないですが、やってみると意外と資源回りがいいです。23人で領主押ししても10分きって領主インできるのは魅力的であり、他文明に比べてムリなく資源を運用することができます。上手く行けば普通に領主戦をしつつ20分きって城主インも狙えるので、主導権を握った時のテンポの良さは優秀です。
民兵
こちらは逆に余裕がないです。どちらかと言えば、民即石弓より残った民兵を軍兵TRに切り替えたほうが制圧力があるかもしれません。その切替をするのに領主ボタンを押してから考える猶予がほとんどないので、思い切りの良さが大事でしょう。
後衛考察
オススメ度 | |
即騎士 | 2 |
---|---|
石弓直 | 3 |
斥候 | 3 |
即騎士
内政の完成度はいい方ですが、いかんせん馬鎧2段階目がないというのが…。後半、騎士で味方を支える仕事はほぼできないです。矢羽を入れていない内政相手に荒らしを入れるならある程度数を揃えてもいいですが、生産のしすぎがそのまま帝王での反動で帰ってくるのが非常にツライです。
石弓直
太い内政のまま早い段階の着弾が狙えるのでそこそこ強いです。失敗した時に騎士に切り替えるのは厳しいものがあるので、一度潰された後でもめげずにやり直したほうがまだいい結果が得られるかもしれません。
とにかく馬鎧2段階目がないのはツライです。ホントツライ…。
斥候
城主に上がるまでの過程ならかなり高水準な戦術になれます。斥候そのものに破壊力があるわけではないので、あくまで進化速度の速さをいかに内政拡大の速さに転換できるかがカギとなります。鎧2がないという点は射手担当の敵を攻め立てることで問題をなくせるかもしれません。
動画紹介
マレー斥候バトエレ
序盤から運用するにはコストが重かったり、移動速度が遅かったりで使いづらいバトルエレファントを、小屋寄せしたりマレーの進化ボーナスを活かして実用性を高めています。味方前衛との連携が必要ですが、ローコストで素早く建物を破壊できる強みがあるので、早期決着も狙えたりします。
Voobly v1.5 Beta R7:Wololo Kingdoms Ver5.7.2適用下で再生できます。
帝王考察
優勢
バトルエレファントと砲台が肝です。じわじわと進軍していきましょう。補助は矛と重石弓がいつでも出せる体勢であれば一応問題ないかと。さりげなく、ペルシアを含めた象が出せる文明で唯一異端(金1000:敵の聖職者に転向されずに死ぬようになる)が研究出来るので、コストに余裕があれば必ず入れておきましょう。
劣勢
悲しい事に矛と散兵しかないです…。申し訳程度で砲台が運用できますが、ここでも馬の運用に制限があるのが非常にツライ…。
総括
文明ボーナスの大半が陸マップで使いづらく、弱文明扱いされるところは一昔前のバイキングを彷彿とさせます。工夫次第でどうにかなるというには材料が少なすぎるのがマレーのツライところかと思います。主導権を握ろうと思ったら、少しでも早く時代進化を進める、つまり文明ボーナスを活かすことです。例えば、城主石弓で拮抗しているなら、ムリヤリ帝王進化を進めれば短時間で軍隊を強化することができます。後から追いつく展開は得意ではないので、先行して逃げ切っていきたいです。