文明ボーナス

文明ボーナス詳細・解説

チームボーナス

始めからラマを1匹もらえる

ゲーム開始時に町の中心の真下(内部)にラマが1匹現れ、羊として食料を確保できます。最序盤の家を建て終わるまでに必ず中心下に肉資源がいるという感覚になるので、最初の操作を間違えて羊が町の中心に運ばれていなかったなんてことがなくなります。単に食料源アップとしても地味に大きいです。

遊牧マップでは最初の町の中心を建造終了するとラマが現れます。探索用に確実に1匹確保できるので、進化手順が崩れる心配が少し減るでしょう。

ユニークボーナス

軍事ユニットの生産コスト(食料)が時代毎に減少
暗黒-10%, 領主-15%, 城主-20%, 帝王-25%
軍事ユニットの生産コスト(食料)の影響一覧
民兵系列60(元)→54(暗)→51(領)→48(城)→45(帝):帝王で補給適用済と同等
槍兵系列35(元)→30(領)→28(城)→26(帝):帝王でビザンティンと同等
イーグル系列25(元)→21(領)→20(城)→19(帝)
散兵系列25(元)→21(領)→20(城)→19(帝):帝王でビザンティンと同等
カマヤック60(新コスト)48(城)45(帝)
スリンガー40(元)→32(城)→30(帝)
爆破工作兵65(元)→53(城)→50(帝):おまけ

南米3国の位置付けを「アステカ:聖職者と内政力」「マヤ:弓特化」と捉えるなら「インカ:万能の総合力」というくらいにはしっかり特徴付けされた強化が施されています。イーグル以外はほとんど他文明のいいとこ取りをしてる印象で、1vs1では陸戦の幅広い対応力が期待できそうです。反面、チーム戦ではこの内容でも射手+騎士メインの戦いや海戦での影響がほとんどないので使いづらいままでしょう。

なお、チームボーナスで生産できるコンドッティエーレやジェニトゥール、騎兵育成所を転向して生産できるショロトルの騎士も影響を受けます。

城主の時代以降、町の人が歩兵用鉄工所テクノロジーの影響を受ける
町の人町の人

百聞は一見に如かず。以下ステータス表を参考に解説します。
なお、ここでは時代毎の研究は終了済みとします。

通常文明
HP40
攻撃力3
物防/射防0+1/0+2
インカ(城主)
HP40
攻撃力3+2
物防/射防0+3/0+4

あまり町の人が敵を殴るというシチュエーションはないかと思います。防御力だけを見ると、憎き石弓からの被弾なら、通常石弓8体で一撃の所を12体で一撃という所まで抑えられます。騎士相手に脆いのはあまり変わらないっぽいです。領主の時代よりは相対的な強さというのはあまり感じられないでしょう。

通常文明
HP40
攻撃力3
物防/射防0+1/0+2
インカ(帝王)
HP40
攻撃力3+4
物防/射防0+4/0+6

土木技術のテクノロジーも相まって、建物破壊ならスペインの覇権農民並に活躍してくれます。ただ、貴重な人口を町の人に割くほどでもないのもまた事実。前線で町の人を多数派遣した場合に、多少の応用が利くという程度に留めた方が良いでしょう。帝王まで来てしまうと、町の人のやられやすさは他文明とそんなに変わりないです。アステカ以外の精鋭散兵からの被ダメが1になるので、精鋭散兵がいたら喜んで突っ込むくらいです。

家の人口サポートが10人になる

暗黒の時代で通常4個建てる所が2個で済むので、木が50浮きます。帝王まで行くと約20個の家を削減できるので、木が約500浮く計算になります。一応嬉しいボーナスと受け取ってもいいですが、家壁を頻繁にやっている人は建て過ぎるとせっかくのボーナスがあまり意味のないものになってしまいます。柵で囲う意識をしましょう。

建物の石コスト-15%

対象の建物は以下の通り。

町の中心町の中心
通常文明
275100
インカ
27585
見張り台見張り台
通常文明
35125
インカ
35106
門
通常文明
30
インカ
26
マヤ付
13
石壁石壁
通常文明
5
インカ
4
マヤ付
2
前哨前哨
通常文明
255
インカ
254
城
通常文明
650
インカ
553
民族の象徴民族の象徴
通常文明
1000 1000 1000
インカ
1000 850 1000

注目すべき点は、初期石だけを使って領主で塔を建てる+城主で町の中心を建てることができるということです。領主で塔を絡めた戦術を使った際にも、城主の内政拡大初速が他文明に比べてあまり落ちないでしょう。

また、石コストが安くなる事で使える石の量も増えるので、例えば領主で塔を建て過ぎたとしても後半に城を建てる分の城も余裕が出てきます。塔を建てまくる→城を建てまくる→カマヤックを出しまくるという流れが王道でしょう。

さりげなく、民族の象徴まで安くなります。通常のゲームでは使用しないだけに気付きませんでした…。

ユニークユニット

カマヤック
カマヤックカマヤック
生産コスト
48,4530
HP70
攻撃力7
物防/射防1/0
射程1
アップグレードコスト
900500
HP80
攻撃力8
物防/射防1/0
射程1
最終ステータス
(ユニテク等適用済)
HP80
攻撃力8+4
物防/射防 1+4/0+6
射程1
防御属性
歩兵+0(+0)
ユニークユニット+0(+0)
攻撃ボーナス
騎兵+8(+12)
らくだ+6(+10)
+20(+20)

※括弧内はエリート時の数値

能力だけを見ると、あまりコストに見合ってない能力なので地味と思われがちですが、耐久力だけなら悪くなく、なにより地味な射程1を持つおかげで乱戦時も各カマヤックは攻撃対応が出来るなど、能力以上の働きを見せてくれます。気を付けるべき相手は火薬系とカタフラクトくらいです。量産体制が整えば前線の維持力は相当なものになるでしょう。

スリンガー
スリンガースリンガー
生産コスト
32,3040
HP40
攻撃力4
物防/射防0/0
射程5
最終ステータス
(ユニテク等適用済)
HP40
攻撃力4+5
物防/射防 0+4/0+6
射程5+3
防御属性
弓兵+0
ユニークユニット+0
攻撃ボーナス
歩兵+10
槍兵+1
コンドッティエーレ+10
破城槌+3

アステカとマヤに比べて歩兵対策に乏しいインカなので、スリンガーはインカに不可欠な存在でしょう。発射速度は弓と全く一緒ですが、散兵と同じような最小射程制限が設けられています。また、同時代から生産可能な石弓射手より攻撃力が1低いので、騎兵ユニットにはほとんど歯が立ちません。帝王の時代でも射程ユニットとしては精鋭散兵とほとんど変わらない攻撃力で厳しいものがあります。歩兵対策で運用し始めたとしても作成時間は25秒とそんなに早い方ではないので、小屋の乱立もしなければなりません。砲撃手と比較すると生産コスト、生産条件で有利ですが、汎用性に乏しいのがなんとも悲しいところです。

地味に破城槌にボーナスダメージがあるので、とりあえず歩兵+破城槌で攻め入られそうなら運用を検討してみましょう。

ユニークテクノロジー

城主:アンデススリング
研究コスト
200 300
研究効果
散兵とスリンガーの最小射程制限がなくなる、スリンガーの攻撃力+1

散兵が槍に数の暴力で押し込まれるようなシチュエーションのときには有効に働きますが、基本的にはそこまで重宝するほどのものではないです。1vs1では多少使い勝手が良くなりますが、直ちにインカの優位性を保障するものでもないでしょう。

帝王:急使
研究コスト
600 600
研究効果
カマヤック、スリンガー、イーグルウォリアの防御力+1/+2

カマヤック、スリンガーは前述済みなので、イーグルウォリアのステータスを追加で載せます。

エリートイーグルウォリアエリートイーグルウォリア
帝王フルアップ
HP60
攻撃力9+4
物防/射防0+3/4+4
ユニテク適用済
HP 60
攻撃力 9+4
物防/射防 0+4/4+6

鉄工所テクに比べるとやや割高な研究コストですが、カマヤックとイーグルの耐久力が相当高くなります。マヤのイーグルと比較すると、インカのイーグルは対射手に特化した壁役として活躍してくれます。攻撃力の高い近接ユニット相手は苦しいものがあるので、カマヤックやスリンガーを織り交ぜて物量で対抗したいです。

戦い方

基本戦術:前衛, 1vs1

塔ラッシュは計画的に

建造コスト(石)が安いとはいえ、塔の乱立を試みると木があっという間に不足気味になります。相手より時代先行できて始めて効果的と言えるTRですし、城主の時代に進化できれば城も安く建てられるので、畑用の木をなるべく意識して塔を建造していきましょう。

軍兵からイーグルという流れ

軍兵を仕掛けるまでは普通の流れですが、そこに塔とイーグルを絡めると、相手にとって領主軍で対抗する術が意外と厳しかったりします。後続が必ずしもイーグルである必要はないですが、せっかく鉄工所の影響力が強いインカなので、戦士小屋をイーグルの生産拠点として流用しつつ、早めに鉄工所で歩兵や町の人を強化していきたいです。

基本戦術:後衛(チーム戦)

後衛でも仕掛けてみるTR直

距離がある分、前衛時のそれと比べてやや威力が落ちますが、それでも仕掛けるならTRが一番成功率が高いでしょう。町の人の派遣数がそのまま内政の完成度にも影響してしまうので、さじ加減は相当難しいです。それでも、もし格上を抑え込むなら10人前後持っていきたいです。

弓直自体は微妙だけど、塔が絡めば話は別

弓に対してはせいぜい家の人口サポートボーナスが働くくらいで並文明の評価です。が、初期石に加えて石12を追加調達すれば塔が2本使えるので、これを上手く使いたいです。攻めに1本、守りに1本が妥当でしょうか。他の文明では石を使う分内政が遅れてしまうという点を、インカならではの内政配分で素早く城主インを目指したいところです。

帝王考察

優勢

序盤こそイーグルの方が移動速度が速くて使いやすいですが、パワーに欠けるものの汎用性の高いカマヤックに徐々に切り替えたほうが安定します。相手の兵次第で重石弓(スリンガー)を出すべきか判断が必要ですが、押せ押せ状態なら改良強化破城槌とカマヤックだけで行けるところまで行っても良い気がします。

劣勢

槍散兵はフルアップするので、それに遠投か改良強化破城槌がぶつけられるところならなんとか形にはなります。後はカマヤックを混ぜていくだけで仕上がるので意外とラクかもしれません。

総括

どちらかと言えば領主序盤~城主で優勢になっておきたい文明です。帝王のイーグルは得意不得意がはっきりしており、相手と相性が良くないとパワー不足に感じるでしょう。城主までに築き上げた優位性を失わないよう、相手の兵種を見て確実に勝ちきれるようにしていきたいです。

軍隊だけでの突破が難しいときは城が安価で使いやすいですし、ユニット数の水増し代わりで塔をアップグレードして運用するのも悪くないです。

DE以降更新履歴

DE開始時(2019/11/15)

スリンガーの攻撃力が5から4に減少

Update 47820(2021/05/03)

町の人が鉄工所の影響を受けるのが城主の時代以降に変更

Update 56005(2021/11/17)

カマヤックのHPが60から70に増加
カマヤックの近接防御力が0から1に増加

Update 61321(2022/04/28)

【変更】チームボーナス「槍と散兵の視界+2」

Update 73855(2022/12/07)

スリンガーに弓懸の攻撃速度増加(+17%)が適用されるようになった

Update 81058(2023/04/11)

城主ユニテク「アンデススリング」に「スリンガーの攻撃力+1」を追加
スリンガーが弓懸の攻撃速度上昇の恩恵を受けてしまっていた現象を修正
【新規】軍事ユニットの生産コスト(食料)が時代毎に減少
暗黒-15%, 領主-20%, 城主-25%, 帝王-30%
「補給」削除
イーグル系列の生産コスト増加 [食料20 50]→[食料25 50]
(EL)カマヤックの生産コスト増加 [食料60 30]→[食料65 30]
スリンガーの生産コスト増加 [食料30 40]→[食料40 40]
チームボーナスを変更 「開始時にラマを1匹もらえる」(ユニークボーナスから移動)
最初の町の中心の建造に「建物の建造コスト(石)-15%」が適用されないよう変更

Update 99311(2023/12/11)

「軍事ユニットの食料コストが時代毎に減少」ボーナスが変更
暗黒-15%/領主-20%/城主-25%/帝王-30%→-10%/-15%/-20%/-25%
(EL)カマヤックの生産コストが減少 食料65 金30→食料60 金30

Update 107882(2024/03/14)

「軍事ユニットの生産コスト(食料)が時代毎に減少」の効果が
一部ユニットで正しく計算されていなかった問題を修正