文明ボーナス

文明ボーナス詳細・解説

チームボーナス

建物の修繕コスト-25%

通常の修繕コストはHP1状態の建物をHP全快に持っていくまで建造コストの半額が必要となりますが、これがさらに-25%(元コスト-62.5%)になります。遠投投石機等で攻め落とされそうな城の修繕には非常に効果的で、大量の町の人を投入しても気にならなくなるくらいにはボーナスが活きてきます。見張り台も修繕する時はあっという間に修繕コストを吸われてしまうので効果的と言えます。町の中心は元々修繕コストが高くつく(通常の4倍)建物なので、恩恵としては大きいものの修繕する必要があるかどうかはやはり戦況次第かと思います。

ユニークボーナス

開始時にラバの荷馬車を1つ得る
ラバの荷馬車ラバの荷馬車

ラバの荷馬車に関する詳細は別ページにまとめてあります。

開始時に町の中心の真下にラバの荷馬車が現れます。遊牧系マップは最初の町の中心を建造終了後に出現します。

伐採所1個分丸々オトクなので、最序盤で粉挽き所に割り振ったり港建造に着手しやすい利点があります。石、金と木を同時に取れるような場所をピンポイントで見つけられればいいですが、なかなかそうもいかないと思うので、普通に伐採所分の浮いた資源を有効活用することを考えましょう。

遊牧系マップでは最序盤はラバの荷馬車を収集拠点にせず探索ユニットとして扱うのがかなり強力です(ただし、羊の獲得はできない)。

要塞教会の周囲10マス以内の町の人の作業速度+10%
要塞教会の適用範囲

要塞教会に関する詳細は別ページにまとめてあります。

説明文はあまり正確ではなく、実際は要塞教会の端から直線距離で8マス以内の正方形範囲が対象です。ゲームオプションで建物範囲インジケーターを有効化すれば範囲が明確に分かりますが、概ね畑3枚分と思っておけば良いでしょう。

序盤は比較的人数が多くなりやすい伐採所を中心に展開させると効率が良くなり、後半は畑内政を満遍なく覆うように要塞教会を乱立させるのが良しとされます。1個の要塞教会でできるだけ多くの町の人をサポートしたくなるところですが、駐留人数の限度が10人ということを考えるとあまり深く考えずに乱立しても問題ないと思います。

高所にいるユニット、建物が受けるダメージが-40%になる(通常-25%)

タタールが高所における攻撃的なボーナスであるのに対し、ジョージアは防御的なボーナスと言えます。相手側からしたら高所のジョージアのユニットに対して深追いは厳禁という程度に押さえておけば良いでしょう。このボーナスの真骨頂はやはり高所に建造した城にあります。遠投投石機や大砲からのダメージが目に見えて抑えられるので、既存の内政防衛拠点等から多少外れたとしても高所を目指して建造したほうがお得と言えます。修繕コスト半額のボーナスと相まって、効率良く防衛するのがジョージアの見せ場となります。

騎乗ユニットがHP5/10/15(領主/城主/帝王)/分の回復効果を得る

聖職者の治療速度(HP150毎分)と比べると微々たる差ですが、城の駐留時回復(HP12毎分)のことを考えると、騎士なんかは駐留せずにその回復効果が得られると思えば結構強力です。死なせないように上手く立ち回れば相手との差が段々ついてくるハズです。

ユニークユニット

モナスパ
モナスパモナスパ
生産コスト
6045
HP 75
攻撃力12
物防/射防3/2
アップグレードコスト
1000700
HP90
攻撃力14
物防/射防5/2
最終ステータス
(ユニテク等適用済)
HP110
攻撃力14+4
物防/射防5+3/2+4
防御属性
騎兵+0(+0)
ユニークユニット+0(+0)
攻撃ボーナス
特になし 

※括弧内はエリート時の数値

独自の能力として、周囲15マス以内にモナスパが7体存在する毎に攻撃力が+1されます。最大で+4(自分を除いて28体)され、近衛騎士も裸足で逃げ出す強さになります。

騎士と比較すると、基本HPが低く設定されている代わりに生産コストは安価に抑えられており、生産速度は14秒と非常に速いです。耐久力が低いと言ってもユニークボーナスで自己回復機能が備わっているので、傷ついたモナスパを下げるなど工夫すれば息長く戦い続けることができるようになります。その機動性を活かして敵内政を荒らすのを非常に得意としており、追手が来ても同じ騎士なら集中攻撃で一気に倒し切る破壊力を備えています。

実際は1体毎に攻撃力が内部的に+0.143ずつ上昇しています。

ユニークテクノロジー

城主:スヴァンの塔
研究コスト
300 200
研究効果
防護施設の建物の攻撃力+2。見張り台が貫通ダメージを得る。

対象は町の中心、見張り台、要塞教会、城です。駐留操作ありきですが、後半の畑周りの防衛は町の中心や要塞教会のダメージも最大11とバカにならなくなるので、余裕があれば必ず研究しておきましょう。

見張り台(最終的には防御塔)の貫通ダメージは弾道の関係で近めのユニットほど貫通効果を得づらく、遠いユニットを狙う際に貫通ダメージが入りやすくなります。貫通ダメージは全て通常通りのダメージで与えられるので、巻き込み方次第では強力なダメージソースになり得ます。高所防衛ボーナスの都合で塔も高所に建てたくなりますが、そうすると貫通の影響下がより狭まるといったジレンマを抱えることになります。

帝王:アズナウリ騎兵
研究コスト
750 250
研究効果
騎乗ユニットの人口スペース-15%

例えば騎乗ユニット20体が人口17体分の扱いになります。100体出せば15体分の空きができると考えると、ゴートの人口上限+10人くらいには有用なテクノロジーです。ジョージアは食料を中心とした内政展開になりがちなので多少高い食料コストもそこまで気にならないでしょう。人口上限に差し掛かる頃には必ず研究しておきましょう。

戦い方

基本戦術:前衛, 1vs1

城主の時代に進化できるかが肝

ラバの荷馬車が1台無料でもらえるとはいえ、食料-50は単純に時代進化がワンテンポ遅れる要因となり、速攻系の戦術やマップと相性が悪いです。教科書通りに戦うとなると、高所を中心に射手系ユニットで陣営を築き、できればあまりムリをせずに城主進化を目指したいところです。もしくは、敵陣内政に高所な見張り台を狙えそうなら撃ち合うことで優勢を築ける場合もあります(相手が応じるかどうかはなんとも)。器用に守りながら戦い抜くことを余儀なくされ、その操作難易度は非常に高いです。不得意なマップであえて戦う必要はないというのが正直な感想です。

前衛でもモナスパ頼りか

射手系ユニットの運用は後半のアップグレード(弓懸、重石弓なし)の事も考えるとあまり強みが活かせないので、いきなりモナスパを運用することを辞さない場面も出てくるでしょう。自陣は要所を要塞教会で押さえつつ、少数のモナスパで戦果を取りに行くスタイルが最も効率的になるかと思います。1vs1ならともかく、チーム戦の前衛でこの立ち振舞は正直褒められたものではないので、やはりマップを選ぶ文明になってしまうでしょう。

基本戦術:後衛(チーム戦)

HP自動回復はオマケ程度に

領主の時点ではHP自動回復は毎分5だけなので、大きな衝突で一瞬で崩れ去るような場面ではあってないようなものです。味方を支える弾除け役としての運用ならそこそこ期待はできますが、相手からパワープレイを強要されると城主を急ぎたいジョージアとしては追加生産が必要となるなど辛い選択となるでしょう。

城主インまで五分なら少しずつジョージアのペースに持っていくことができるでしょう。自動回復量が上がった騎士の運用は活躍時間が長くなりますし、要塞教会の影響で資源回りが非常に良くなります。最終的にはモナスパやハサーに切り替わるでしょうが金コストの負担が小さいので帝王戦への移行もスムーズです。モナスパの破壊力に全てを任せるのは爽快でしょうが、チーム戦のことを考えるとそれまでに前衛をしっかり支えた上で連携をしたほうが巡り巡ってモナスパがより立ち回りやすくなるかと思います。

帝王考察

優勢

ELモナスパが全てを蹂躙してくれます。包囲攻撃技術付きの破城投石機を使える数少ない文明であることも忘れてはいけません。

劣勢

城が1個でもあればどこからでもモナスパを軸にした戦い方に戻せます。槍散兵ハサーはほぼ完備なので、必要な兵をまずは投入しつつモナスパの再来を待ちましょう。

総括

ジョージアは領主の競り合いこそ不得意としていますが、城主の時代に移行さえできれば巻き返す材料がそれなりに揃っています。その9割を担っているのがモナスパと言っても過言ではないです。万が一、モナスパが機能しなくなるような戦況だとしても要塞教会の内政ブーストのおかげで並の文明よりよほど息長く戦える能力を備えていますし、破城投石機や砲撃手など細かいサポートも用意することができます。得意な立ち回りが出来るマップがやや限定されている印象ですが、最後まで粘り強く戦えるポテンシャルを秘めています。備えている防衛機能をふんだんに駆使して序盤を乗り切り、モナスパに全てを委ねて勝利を掴みに行きましょう。

DE以降更新履歴

Update 95810(2023/10/31)

新規文明として実装

Update 99311(2023/12/11)

「修繕コスト-50%(チームボーナス)」が-25%に変更
(EL)モナスパの攻撃力上昇が基本攻撃値以外の追加ダメージ関連に作用していた問題を修正

Update 107882(2024/03/14)

「開始時食料-50」のペナルティ削除
「騎乗ユニットが自動回復機能を持つ、効果は時代毎に向上」の効果が変更
「領主の時代以降、騎乗ユニットが自身のHP15%毎分回復する」
(EL)モナスパの生産時間増加 11秒 → 14秒
(EL)モナスパが受ける攻撃力追加ボーナスの条件変更
周りのモナスパ5体 → 7体

Update 111772(2024/04/30)

「領主の時代以降、騎乗ユニットがHP15%/分の回復効果を得る」が変更
「騎乗ユニットがHP5/10/15(領主/城主/帝王)/分の回復効果を得る」