ラジオ第24回「Age of Empires IIを未経験者にガチで勧める回」

概要

放送次第

ラジオ第1回「未経験者にオススメ回」のリベンジ放送です。リベンジというだけあって、これまでのノウハウ(というか失敗経験)を活かした上での構成となっています。といっても、60分全てで宣伝しているわけではなく、冒頭だけ宣伝プレゼンで、後は「未経験者」という立場を細かく掘り下げて現状に対する問題提起のような話になっています。

冒頭のプレゼンは、主にラジオ第21回「AoE2が流行らない理由を探る回」を参考に、情報なしの未経験者に短時間で何を伝えるべきかをベースに構成しました。生放送枠で一発撮りだったので、多少言葉に詰まったりセリフを噛んでいる点は見逃して下さい…。もちろん、このプレゼン1発で全てを伝えてるとは思ってないので、他にも様々な付加情報を加えた上で未経験者がAoE2に興味を持ってほしいと考えています。また何かしらの機会で同じような作品を練り直して作るかもしれないですが、この段階での作品ということで残すこととします。

AoE2を勧めるにあたって

AoE2とは

以降、ほぼ知識ゼロベースの未経験者に勧めることを前提で話を進めます。

何も事前情報がない未経験者にAoE2というゲームを紹介する時、あなたならどんなフレーズを前面に出しますか。最初の10秒が勝負と思った時、使える単語が限られてくるので、ゲーム性を伝えるのに大事な要素を予めリストアップしておく必要があります。本当にシンプルに単語を並べると、「資源を集めて町を作って軍隊を作って戦争する、昔からあるPCの対戦ゲーム」というようになるでしょうか。結構ムリヤリ感がありますが…。

おそらく、誰にでも伝わる万能なフレーズというのは難しいと思います。人によってイメージする常識が異なる以上、特定の単語に対して疑問符が付けば、その時点でその人のイメージが止まってしまうからです。後ろ向きな考えかもしれませんが、どんなに良い勧め方をしても、100人中100人が勧誘できるわけではありません。逆に、100人中5人くらいが強烈に反応するフレーズくらいで十分かと思います。この辺りの話は、人には向き不向きがあるというところから来ています。

根気強く勧めるコツは(僕も知りたいですが)、自分本位の考えに収まらないようにアンテナを張り巡らせることと、失敗を糧に宣伝方法を洗練し続けることだと思います。1ヶ月や2ヶ月で刺さらなくとも、1年越しでなぜか刺さる可能性もあります。Steamセールなどに乗じて皆さんも色々トライしてみて下さい。

未経験者という感覚

未経験者という感覚

何年もAoE2をプレイしている人から見れば、未経験者という感覚などすっかりご無沙汰かと思います。ごくたまに、完全未経験者な方がAoE2のチュートリアルをプレイ配信してくれていることもあるので、一度は見てみることをオススメします。きっと学ぶものが多いハズです。

さて、せっかくAoE2を購入してスタートしてくれたプレイヤーも、定着しなければ意味がありません。なんとか定着させようと、多くの既存プレイヤーが今日まであの手この手でAoE2初心者の歩き方なるものを提供し続けてきたかと思います。しかし、実際には1つ落とし穴があります。それはAoE2というゲームを前提としてどう理解しているかということです。

未経験者という感覚2

事前にRTSゲームであることや、それに倣った仕組みであると理解していれば、AoE2が単純な戦争要素以外にも大事な要素が沢山あることはお分かり頂けるかと思います。そういう人は、戦争をするまでの過程もゲームを支える重要な攻略要素として意識するので、上達するためにどんな情報が必要かある程度取捨選択できてしまうものです。ところが、RTSという単語を聞くのも初めてなAoE2初心者は、言われるがままにチュートリアルをこなしたまではいいものの、肝となる部分が理解できないままであることの方が多いでしょう。プレイするペースは人それぞれでしょうけど、上達速度は前者のそれよりも随分緩やかになるのではないかと思います。

こうなってくると、それぞれのプレイヤーに対してオススメするべき最初のプレイ環境は異なってきます。マルチ対戦コミュニティによくある「揉まれながら強くなりましょう」というフレーズは基本的に前者にしか刺さらないと思った方が良いです。後者に同様の言葉を投げかけても、楽しさを味わえないまま別のゲームに行かれるのがオチでしょう。そんな人らにはどういうサポートをするべきかというのが次のお話です。

マルチ対戦を強要しない

マルチ対戦デビュー

現在のAoE2の盛況ぶりはマルチ対戦によって支えられているといっても過言ではありません。ですので、その中でプレイすることが中心の人であれば、「一緒にマルチ対戦をやりましょう」と勧めるのはごもっともな流れかと思います。しかし、前述通りですが同じプレイ歴の初心者が同じ理解度を持っているわけではないので、中にはマルチ対戦に馴染めない人も必ずいます。そんな人にマルチ対戦を強要すると、マルチ対戦に馴染めないどころかAoE2そのものを嫌いになって去っていく可能性があります。この話は皆の知らない所で口コミという形で次第に広まり、AoE2に対するイメージダウンを生みかねません。AoE2を流行らせたいとなんとなく思っている人は、この要素は結構重要であると理解して頂きたいです。

マルチ対戦デビュー2

既存プレイヤーならご存知の通り、AoE2はマルチ対戦以外にもキャンペーンがあったり、近年は歯ごたえのあるAI戦も一人で楽しめます。マルチ対戦にしてみても、今は配信環境が充実しているので雰囲気を味わうだけなら可能なことです。繰り返しですが、AoE2初心者には理解度の差が前提としてありますし、加えて「AoE2のどこに興味を持ったか」という点も異なってきます。世界史が好きで雰囲気に惹かれたという人なら、キャンペーンをじっくり攻略するだけでもAoE2を十分楽しめます。もし、その人が一人で遊ぶことに物足りなくなったと感じた時がくれば、その時に改めてマルチ対戦の紹介をすれば良いと思います。この辺りはラジオ第8回「AoCの色々な楽しみ方紹介回」でも語ってますのでご参考下さい。

補足をすると、何人かの身内に声を掛けて一緒にAoE2を始めるというパターンもあります。これはおそらくマルチ対戦をすることが前提になると思います。これもスタートは横一線でしょうが、理解度の差で結構早いうちに差がつく可能性があります。もちろん、身内であれば差がつかないよう大事にしてあげたいところですが、狭い環境の中でも向き不向きという話が存在する以上、なんかしらのタイミングで致し方ないことが起きるかもしれません。どこか対戦ゲームの闇のようなものを感じますが、「ゲームを通じて身内と楽しむ」ことが最初にあったことだけ忘れないであげて下さい。この辺は、お互いの考え方を尊重しあってこそなのかなと思います。この話も過去にラジオ第5回「AoCを始めた頃の思い出を語る回」で僕個人の昔話を紹介しています。

初心者が定着するようにサポートする、とは

初心者支援

ここでは対象を「RTS未経験だけどマルチ対戦に興味を持った初心者」にしています。技術的な情報は今となってはAoCHD.jpの初心者向け情報を始めとした色々なサイトが調べれば出てきますので、ここでは割愛します。私見ですが、技術以外に必要な情報として分かりやすい目標を指し示すことが大事かと思っています。例えば、AI戦の難易度「難しい」を勝てるようにする、という話です。初心者にとって、既存プレイヤーとどれほどの実力差があるのかという話はいまいちピンとこないものです。ですので、誰にでも扱えるものさし代わりとしてAI戦がひとつ参考になります。あるいは時代進化ごとのタイムを計測するのも有効な手段です。これらのような分かりやすい目標を指し示すことにが、継続して練習に臨むモチベーションをキープし続ける助けとなります。マルチ対戦で一向に上達が見られない初心者を見かけたら、技術的な内容も大事ですが自分の歩んできた過程を元に道を教えてあげてみましょう。

未経験者の勧誘にこだわる理由

未経験者の勧誘にこだわる理由

ラジオ第18回「AoE2が何年も続けられる魅力を探る回」の概要ページでもお伝えしてますが、AoE2を長く楽しもうと思ったら未経験者の新規参入は不可欠です。なぜなら、既存プレイヤーがいつまでも遊んでいる保証がないからです。各人、自分の生活があるでしょうから、ゲームをする時間が確保できなくなればAoE2から去るのは致し方ないことです。このとき、マルチ対戦が主のコミュニティであれば、対戦相手が一人減ることになり、極論ですが4vs4のゲームが成立する可能性が少し減ります。これを繰り返していく先に待っているのはコミュニティの衰退、即ちAoE2の終焉となってしまいます。これは「今は遊べる相手がわりといるから気にしなくても平気」と思っているうちに手を打っておかないといけないと考えています。当然ですけど、既存プレイヤーが去ったタイミングで都合良く新規参入者が現れるとは限らないからです。また、新規参入者も必ず定着するとは限りません。人が増えるほどに問題は増えていくものかもしれませんが、それ以上に活気が増えることは良いことです。

AoE2は開発者の助けもありますが、コミュニティ維持の大部分は日頃ゲームに興じている大多数のメンバーによって支えられていると思っています。他のゲームがどうかはわかりませんが、この辺は数人のキーマンによる存在よりも重要視されているところかなと思っています。AoE2の活気の維持は日々のゲームの成立によって支えられているところであり、これはゲームをしたいと思うプレイヤー全員によって成されていることでしょう。であれば、AoE2の良き文化を維持し続けるためにも、一人でも多くのプレイヤーが新規参入という項目に目を向けて大事にしてくれることを切に願います。

総括

総括

この話に興味を持った人は、ぜひ自分がAoE2を始めた頃に立ち返ってみて下さい。昔と環境が違うかもしれませんが、その環境の違いこそが新規参入者にとっての障壁となっている可能性もあります。その攻略方法を指南するのは他でもない既存プレイヤーの役目だと思っています。対戦ゲームであるという前提がやや大変なところかもしれませんが、新規参入者になるべく溝を感じさせないよう、こちらから歩み寄る意識をもって各自取り組んでみて下さい。その行動の継続のおかげで、明日も明後日もAoE2を楽しむことができるようになるでしょう。

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